『図書館戦争 THE LAST MISSION』

映画『図書館戦争』見てきました。

図書館戦争 BOOK OF MEMORIES [DVD]

第1作のときは、見る気になれなくて、スルーしていた作品でした。
とにかく原作が好きすぎて。
誰が演じても、きっと受け入れられないよなーって思ったからです。

しかし、今回の映画化にともない、テレビで第1作と、ドラマとを見て、これは見てもいいかもと思いました。
(なんて、上から目線な! すみません)


予告を見ていると、原作の「図書館危機」が中心ぽいですが、「図書館革命」の堂上と笠原のあのシーンもあるっぽい。

個人的に、大阪でのロケを期待していたので、「革命」が中心でないのはちょっと残念。
阪急デパートのバックヤード、行ってほしかったしw
大阪駅前の歩道橋での笠原の勇姿も見たかった(^^)

期待したお話は見られなかったけど、仕上がりとしては、原作が好きな私には、見に行ってよかったなあ!と心底思える映画でした。


ネタバレにならない程度で書ける感動ポイントは。

「日野の悪夢」の跡地に、仁科司令が行ったところ。
第1作はテレビで見たけれど、全部を見たわけでなく途中でお風呂に入ったので中抜けで見ていまして。
稲嶺司令は奥さんを亡くしたけど、仁科司令にとっての「奥さん」にあたる人が稲嶺司令だったことをこのシーンで知りました。
その1点で泣ける…。
仁科司令は、稲嶺司令の遺志を継いで、図書隊を築いたんですね。

カミツレの花は、手をかけないと咲かないという話も。

稲嶺司令に関わる話は、どこも泣けてしまう。


原作「危機」のラストは、くやしくてくやしくて、本を読みながら涙を流したシーン。
映画でも同様のシーンはあって、やっぱり泣いてしまいましたが、悔しくてではなかった。
悔しいんですが、それ以上になんとかしたいという司令の思いに打たれました。


エンドロールに「児玉清」さんのお名前がしっかりあったことにも、涙。

自分、どんだけ稲嶺司令が好きやねん(笑)

…と思ったけど、好きなもんは仕方ない。
正直、堂上より笠原より、私は稲嶺司令が好きなんだ!
稲嶺司令を除いたら、玄田隊長が好きで、その次は小牧w
稲嶺司令と玄田隊長はある種、別格です。
小牧については…ちょっと屈折してるキャラがもともと好きなので。


役者さんについては、キャラクターにばっちり合っていると思った人は、あまりいませんでしたが、見終わって、がっかりとは思わなかったし、これもありだよね!と思えたので、よかったかなと思います。

堂上は、身長とか身体能力とか完璧ですけど、岡田さん、落ち着いてる人に見えるからなー。
私の中では、堂上って、やっぱり男・笠原なので、もっと直情バカであって欲しいんです。
(それと、あと5年前だったらよかったなー。田中圭さんと同級には見えない)

笠原は、もっとがさつなイメージ。
榮倉さん、ほんわかかわいいんだもん。

手塚も、もっと無表情で冷血漢なイメージ。
(実際はそうでもないけど、一見そう見えてしまうイメージ)
福士さんもどこか柔らかい空気が出るよね。

玄田は、もっとクマみたいにでかくあって欲しい!
毬江ちゃんは、もっとちっちゃくあって欲しい!
(小牧は、結構、イメージ通りw)

などなどーあるんですけど、でも、見終わって、いい映画やったなーって思えるし、見てよかったなーと思っています。


で。
図書館戦争』シリーズ、全部、読み返したくなりました。
借りてきてもいいんだけど…文庫本、買おうと思います。

図書館戦争シリーズ 文庫 全6巻完結セット (角川文庫)


中でも、『図書館危機』は絶対です。

図書館危機


とりあえずは、まず借りてきて読もうっとw



※追記

「図書館危機」と「図書館革命」を読み返しました。
玄田隊長、存在感からでかいと思いこんでいたけど、意外と小柄だったぽい(^^;
私の好きなシーンで、原作では悔しかった…のは、そこに至る過程とかが全然違ったからでした。
ま、映画だし、あの流れはありですけど、手塚兄とかの扱いを見ても、原作の方がいいですね。
カミツレ花言葉、映画で覚えてたのはちょっと間違ってたらしいです(^^;
「革命」で行くのは、阪急じゃなくて阪神でした。
笠原が立ち回りを演じるのも、駅前ではなかったです。

などなど、記憶が曖昧だったところありました。
読み返したら、やっぱり原作いいな!