「マレフィセント」
13日の水曜日、レディースデイで見てきました。
TOHO梅田シネマズで、10:15〜の回です。
3D上映も12:30〜あったので、どちらで見ようかとちょっと迷いました。
近いところでは、お昼の字幕版はやっていませんし、まして3Dなんてもってのほか。
3D自体、上映しているところは少ないようで…。
結局、映画のあとに、姫路城へ行こう!と思ったので、午後からの時間がゆっくりとれる10:15〜の回にしました。
※見終わって、姫路に移動して13:30。
ちょっと遅いお昼を食べても、姫路城をぐるっとみるだけなら十分時間があって、楽しかったです。
姫路城についての感想は、3日前の日記をご覧下さいませ(^^)
さて、「マレフィセント」
「アナと雪の女王」を見たときの予告で、絶対みたい!と思ったのです。
言わずとしれた「眠りの森の美女」のスピン・オフ作品。
ですが、私はディズニーの「眠りの森の美女」を見たことがありません。
原作というか、昔話の「眠りの森の美女」や「いばら姫」は読んでいますが…。
(この2つは、後日譚があるか否かで違う、ととある本で読みました)
「マレフィセント」はディズニー映画を見ていなくても楽しめるようですが、実際見ていない私の感想としては、見ておいた方が楽しめるんだろうなーと思いました。
…スピン・オフなんだから当たり前、といわれれば、その通りなんですけどもw
感想としては。
序盤。
ナレーションが多用されていて、ちょっとだれるなあ。
呪いのシーン。
CMでよく使われているところですね。
ここは格好良いなあ!
映画の中で一番、ここのシーンがわくわくしました。
中盤。(と言っていいのかな?)
懐柔(ちょっと違う)されていくマレフィセントが自然で、隣で冷静に突っ込んでいる風の鴉が最高w
終盤。
戦いのシーンが多いな。
オーロラ姫、父王、マレフィセントのそれぞれの心理的な葛藤がもっと描かれているとよかったな。
ラスト。
ううーーーん。
マレフィセントを主役に据えた時点で、仕方ないのか?
でも、もうちょっと「ウィキッド」的な終わりを期待していたなー。
…つか、オーロラ姫の王国の人々は、納得ですか?
少し、ネタバレをすると。
「アナと雪の女王」と同じで、「王子様のキス」に価値はなくて、これまでのおとぎ話の「王子様はお姫様を救う」という公式からはずれた物語。
「真実の愛」の形としては、「アナ雪」の方が私は好きですが、こちらもありでしょう。
途中で予測出来た形ではありましたが、予想通りでよかった…と思えました。
でも、やっぱり、私としては、ベタであっても、その事実を知っているのは誰も(観客しか)いない、という構成の方が好きです。
最後に、オーロラが、「そうだったのね」と気がついて、でも、マレフィセントは既に去っていて。
…まんま、ウィキッドのラストなんですけどw
マレフィセントには、最後まで悪役(と人々に信じられる人)であって欲しかったなあ…というのが、私の感想。
ディズニー映画らしいラストといえば、その通りなのですけども。
あと、お話と関係ないところで。
マレフィセントが空を飛ぶシーン、なんとなく不自然に感じました。
弾丸のようになるところはそうでもないんですが、人間の体に翼がついているのはやっぱり不自然です。
地に足がついているところはよいですが、水平に飛んだりすると、足が邪魔だなーと感じます。
流線型じゃないからねー。
このシーン、宮崎駿監督に監修してもらったらよかったのにw
私にとっての見所。
1.アンジェリーナ・ジョリーの美しさとアニメ映画からぬけ出したような、まんまマレフィセントな扮装。
2.鴉のディアヴァル(サム・ライリー)。
3.5歳くらいのオーロラ(アンジーの実の娘)がマレフィセントにだっこを求めるシーン。
もともとの子役の子が、マレフィセントを怖がって撮影できず、急遽、配役が変わったとニュースでありましたが、それがわかる自然な甘えっぷり。
かなーw
期待していたよりは、残念でしたが、見ることができて満足でした。
でも、やっぱり、ディズニーの「眠りの森の美女」は見直してみたいです。