濱田めぐみ2ndコンサート「Rouge」2013/5/3マチネ

濱田めぐみ2ndコンサート「Rouge」

††セットリスト††
01.Viva/カルメン
02.オール・ザット・ジャズ/シカゴ
03.ドリームガールズ/ドリームガールズ
04.Every Story is a Love Story〜Fortune Favors thi Brave/アイーダ
05.Practically Perfect/メリー・ポピンズ
06.Stars and the Moon/Songs for new World
07.あんな人が/ジキル&ハイド
08.死ぬのもそれほど悪くない/ボニー&クライド
09.マッド・ハッター/アリス・イン・ワンダーランド

(バンドメドレー)
One Short Day/WiCKED〜Circle of Life/Lion King〜Dancing Queen/Mamma Mia

10.Buenos Aires〜A New Argentina〜Don't Cry for Me Argentina/エビータ
11.Don't Rain Parade/ファニー・ガール
12.STORY/AI(日替わり曲)
13.オン・マイ・オウン〜夢やぶれて/レ・ミゼラブル
14.No Day But Today/RENT
15.彼こそ奇跡/シラノ

(アンコール)
16.Defying Gravity/WiCKED


濱田めぐみさんの2ndコンサート。
1stコンサートは東京のみで行けませんでしたが、今回は大阪公演があったので参加してきました。
会場はドラマシティで、座席は下手ブロック通路横。
結構前方席でしたので、お姿を見るには良かったですが、やや音響が大きめで、慣れるまではちょっと辛かったです。

1曲ごとに雰囲気を変えて、演じていらっしゃる感がさすがでした。
残念ながら、知らない曲が多かったので「おお〜」と聞いているばっかりでした。
勿体なかったかも(^^;

そんな中で、やっぱり知っている曲が出てくると嬉しかったです。
以下は、そんな曲についての感想と、MCについての感想などを。

■「愛の物語〜勝利ほほえむ」
OPから、兵士達登場まで。
ライトも、舞台を彷彿とさせるものでした。
濱田さんの歌は、迫力が凄かった。
まさかのアムネ?と思いましたが、あの声量は凄い。
「お洒落は切り札」も聞いてみたくなりました(^^)

ところで、この歌が歌われるシーンの説明で、アムネが「ミイラになった」って仰っていたんですが!!!
そうなん??!!
あのシーンのアムネ、ミイラ??
…つか、ミイラだったら、立っていないと思うんだけども…、棺を立ててる設定??

まあ、お芝居ですから、設定はいいんかもしれませんけどー。
私はずっと、あのアムネは石像だと思っていました。
もしくは、結婚式で置かれた「ブロンズ像」だと。
BW設定は、ミイラかも知れないけど、やっぱりあそこは石像(もしくはブロンズ像)であって欲しいです。


■「死ぬのもそれほど悪くない」
この歌は、ボニクラの中で、クライドが死んだ後、一人残ったボニーが歌う曲だそうです。
濱田さんがボニーで、田代万里生さんがクライド。
恋人同士の役なので、かなり頑張ったとおっしゃっていました。
その時、髪が「白金」設定だったので、髪を染めに行ったときのお話。
髪を染めるために、まず、脱色をしなければならなかったけれど、濱田さんの髪がしっかりしているので一回ではほとんど色は抜けず。
二回目でもちょっと明るくなった?程度。
地肌に悪いから、と日を開けて再挑戦。
でも、美容師さんもプロなので、これ以上はできない!と拒否される。
濱田さんも、「わたしもプロなんですよ!白金なんですよ」と強硬に主張。
ようやく、色が抜け、舞台のライトに当たると「白金」に見えるかな、というところまで行った、というお話でした。
美容師さんとのやり取りが、濱田さんとしてはとても面白かったらしく、何度も自分で受けながら話してくださいました。


■「マッド・ハッター」
ドスの利いたこぶしで、格好良かったです。
「アリス」は台本を見たときに、悪役で、トウコさん(安蘭さん)に酷いことをするので、トウコさんに申し訳なくて電話してしまったとか。
結構本気っぽく、謝っている濱田さんが可愛かったです。
2幕、短剣で登場人物を次々と刺していくのが、全然さまにならなくて、トウコさんに教えて貰ったとか。
なんせ、お上手なので…と仰っていましたが、確かに、宝塚男役だと剣さばきとかやりますもんね。
でも、濱田さんだって、アイーダで殺陣やっていたはずなのに〜。


■バンドメドレー〜「エビータ」メドレー
「エメラルドシティ」から始まって、いいなあ〜と聞いていたら、曲調が変わる。
最初わからなくて、「ん?」だったんですが、「サークル・オブ・ライフ」と気づいて嬉しくなりました。
その後は、「ダンシング・クィーン」。
そのまま「エビータ」に繋がっていきました。
「ニュー・アルゼンティーナ」も演奏のみだったので、あわせてバンドメドレーという感じもあり。

濱田さんのエビータは、とっても濱田さんでした。
エビータなんですが、アイーダっぽい。
野心家だった少女時代のエビータ、聖女の仮面を完璧に被った大統領夫人のエビータ。

ブエノスアイレス」は、ジキル&ハイドのルーシーのような感じでした。
すれっからしに見えるけど、心の底には純粋に夢を信じている部分もある…。
野心家のエバとは、ちょっと違う感じです。
そして、「泣かないでアルゼンティーナ」は人々の娘、人々の愛を求める…まあ、そういうフリをするエバではなくて、どれだけ汚れてもあなた達のために戦う!というリーダーに見えて、だからこそアイーダ

そういう意味では、濱田さんにはエバはちょっと向かないのかな。
あまりにも真っ直ぐすぎて、「聖女の仮面を被るエバ」には見えなかったです。


■「レ・ミゼラブル」メドレー
まず、OPの音楽から。
「オン・マイ・オウン」から始まると思っていたので、まさかのOPの音楽にうっとりです。
「オン・マイ・オウン」と「夢やぶれて」の繋ぎには、バリケードが組み上がっていくときの音楽。
(旧演出での。新演出では、バリケードは変わったらしいので)
「夢やぶれて」は、伴奏が「ワン・デイ・モア」でちょっとびっくり。
改めて、確認すれば、確かに同じ音楽なんですが、今まで気づいていなかった(^^;

歌の感想は、「オン・マイ・オウン」は、もうちょっと幸せな夢を見ている感じもあると良かったなーと。
最後の「愛してる」も、報われないことがわかっていても止められない想いの切なさが出て欲しかった。
最初から最後まで、「私は不幸だー!」って感じで、憤っているエポに感じました。
これは、「夢やぶれて」でも同じかな。

濱田さんもレミゼがお好きで、好きな曲をブレンドして、このメドレーにして貰ったとか。
レミゼは、革命の話。(フランス革命からは時代が下りますが)
この夏、出演される「二都物語」はまさしくフランス革命当時の話なので、その時代背景について、勉強されているそうです。
今の人たちとは違う、その当時の世相を知らなければ、その人達が何故そういう行動に至ったか、わからない。
だから、勉強しています、とのことでした。


■「自由を求めて」
右手に肩までの緑色の衣装(かな、なんて呼ぶ?手袋とはちょっとちがいますよね)をつけて、歌ってくださいました。
大阪で、濱田エルフィーにやっと会えましたよ。
歌詞は英語。
途中、グリンダの「I hope you're happy. Now that you're choosing this」とエルファバの「You too」の両方を歌っていらっしゃいました。
台詞も入って、切なかったです。
最後は勿論、飛びませんが…。
でも、舞台の上にいらっしゃる筈なのに、飛び上がって見下ろされていたときと同じだけの迫力を感じました。
見事すぎ。圧巻。
知らず知らずに、涙がこぼれてしまって、バッグの中にハンカチを入れっぱなしにしていたことを激しく後悔しました(^^;


ライブは、約1時間45分ほど。
ソワレの後に、サインお渡し会に参加してきました。
濱田さんは、一人ひとりの目をしっかり見て、渡してくださいました。
サイン自体は、簡易なものでしたが、手渡ししていただけたのは嬉しかったです。
また、会場で、「モンテ・クリスト伯」の大阪公演があることを知り、来年に向けて楽しみができました。