ロンドンへ行って来ました6

いよいよロンドン滞在最終日。
この日は、ウェストミンスター寺院へ行きます。
朝いち、9:30着を目処に出発。
ほぼ予定通りの自国に到着・・・ですが、既に列が。
ウェストミンスターの西側入り口から、ずらりと北側出口前広場近くまで。
こんな時間から??と驚きつつ、列の最後尾へ。
既に開門しているようで、少しずつ列は進んで行きますが、どんどん後ろに人が並んでいきます。
人気スポットなんでしょうか?
・・・いや、私たちも来ているんだから、そら人気スポットなんですけど。

荷物チェックを終え、中へ。
ここでもオーディオガイドが貸し出されています。
余談ですが、オーディオガイドって善し悪しですよね。
解説の間はそこにとどまらないといけないし、どうしてもそこには人がたまっちゃうし。
でも解説がないと、せっかくの楽しい情報を知らないままになっちゃいますしね。
今回は、どこでもオーディオガイドは使わなかったけど、結構ジレンマです。

閑話休題
入り口付近でも、オーディオガイドポイントはいくつかありましたが、よくわからず。
ニュートンのお墓には、おおーって感じでしたが。

内陣というのか、そこからは、キャサリン妃とウィリアム王子の結婚式が行われた場所ということで、俄然興味が湧いてきました。
さらに、歴代の王様の名前が記された場所もあって・・・。
これって、墓所ですが?
それとも記念碑的なもの?
エリザベス1世やメアリ・スチュアートの名前もあって、わくわくしました。
ガイドブックにあったヘンリー7世の礼拝堂より盛り上がりましたw

さらに、南翼の詩人のコーナーでは、シェークスピア以外にも、ブロンテ3姉妹やT.S.エリオットの名前も。
その他、結構このコーナーでは知っている名前を発見できました。
楽しかったです。


さて、ここからは横道にそれて、元修道院へ。
扉をくぐるとそこからは修道院
食堂や礼拝堂にわくわく。
中庭は、どこの修道院でも綺麗だなあと思います。
ここで、かつて暮らしていた人達がいるのだなあとしみじみ。
ちょっと「天使にラブソングを」とか「サウンド・オブ・ミュージック」とかの修道院生活と重ねてまたしみじみです。

さらに奥に行くと、また小さな中庭があって、その奥には開けたスペースが。
学校と書いてあったようですが、教会付属の学校ってことなのかな?
開けたスペースは、校庭というには狭くて、やっぱり中庭という感じ。
ぐるりととりまく建物が学校なんでしょうか?

ここが行き止まりなので、修道院の方向へ引き返しましたが、その途中、二つ目の小さな中庭の立入禁止スペースへ入っていく老夫婦が。
あら〜と見ていると、なんと、そのご夫婦は、中庭に面した扉を開けて中に入っていかれました。
・・・つまり、あのご夫婦は、ここの住人ってこと?
そういえば、別の扉の前にもリースがあったりしたんですけど・・・そこにも住民が?
てっきり寺院関係者の方のお住まいかと思いましたが、もしやもしや、一般に貸し出されているのかしら?
日本で言うところのアパマンショップとかで、賃貸契約できたり?
だとしたら、すごいなあ!

・・・あ。
でも、彦根城のお堀の中に普通に住んでいる人とかいたし、それと似たものかも?
文化財の中で暮らしている人、日本でもいますもんね。

そのあとは、付属のカフェでサンドイッチとハーブティをいただき、ミュージアムショップで楽しみ、外へ。
ミュージアムショップは、寺院に入場しなくても入れるお店と、中からしか行けないお店とあって、品揃えも多少違ったような気がしました。
ここのカフェは、セルフではなくて、アフタヌーンティもあったり、落ち着ける感じでおすすめでした。

すっかり満足して外へ出たわけですが。
北出口前を通り過ぎようとしてはたと気が付きました。

私たちは、ミュージアムショップの出口から出たのですが、本来の出口は北出口。
そして、北出口付近に、見物の一つエリザベス1世が戴冠式で座った椅子なるものが展示されていたのです。
これについては、入場時に確認していて、出るときに見られるねーとか言っていたのです。
しかし、修道院方面へ進んだ時点で、その椅子のことをすっぱり忘れていました!

これ、見ないで帰るのは、なんか悔しすぎるので、出口にいた係りの人に、入れませんか?と質問してみる。
最初、だめです、ぽい返答だったのが、私が椅子を見忘れたのだーとがっかりしているのに気が付いてくださったのか、「チケットは?」と聞いてくれて、チケット確認後再入場させてもらえました。
入ってすぐ(というか出口すぐ)の場所に椅子は安置されていました。
さすがに見事。
そして、ここにエリザベス1世が座ったのかと思うと感慨無量。
係りの人に感謝して、ウェストミンスター寺院をあとにしました。


次に向かうのはタワーヒルです。
ロンドン塔へレッツゴー!

の前に、駅を出たところにあった、カエサル像に釘付けにされる私w
なんで、ここに、カエサル?!
そして、カエサルの後ろには古い壁が・・・。

もしかして、これ、ローマ時代の遺跡・・・だったりしますか?
違うかもしれないけど、これは一応、写真を撮っておくべきでしょう!
正直、この日一番の盛り上がりですよ!

興奮さめやらず歩き出したせいか、方向を間違えてしまい、タワーブリッジの方へ。
ロンドン塔の城壁をぐるっと見ながら歩いていましたが、入り口らしき物が見つからないままテムズ川を渡りそうになり、急いで引き返します。
ぐるっと回って入り口発見・・・ですが、チケット売り場にまず列があり、さらに入り口にもかなりの列。

ウェストミンスターを出るときも、列は短くなるどころか長くなっていたし、自然史博物館も並んでいたし・・・混んでいるのは時期的なものなのかも?
チケットは、イベント参加できるチケットとできないチケットの2種類があるみたいで、多少お値段が異なります。
イベントって何があるか分からないけど、まあ、普通のチケットがイベント付きみたいなので、そちらにしました。
しかし、イベント案内のパンフレットを見ると、今から参加できるイベントは2時からと2時半からの2回のみ。
しかも入場した時には2時からのイベントが既に始まっていて、ちらっと横目でみていると英語がわからないとちょっと辛そうな感じです。
参加したら、楽しそうなんだけど、私の英語力ではおそらく理解不能
もうちょっと勉強してから参加させていただきたいと思います。

ロンドン塔は、かつて訪れたときと比べ、格段に観光客が増えて、城壁の一つ一つの塔を見て回るのにも並ばないといけません。
ここで、おさない王子達が・・・的な感慨に耽るのはちょっと難しいです。
また、城内のあちこち場所を移して、お芝居が行われているらしく、中庭でドラゴン退治をしていたり、ホワイトタワーで中世風の衣装に身を包んだお姫様と騎士がもめていたり・・・。
もうちょっと、空いていたら、お芝居を追いかけて・・・とかできそうですが、この混み具合では無理があります。

宝石が展示されているジュエル・ハウスなんて、最後尾に並んでも閉館時間までに見られないんじゃないのーってくらいの長蛇の列。
中央のホワイトタワーが比較的列が短かったので、そちらに入って、甲冑コレクションを見てきました。
なんと徳川秀忠から贈られた甲冑というのもありました。
博物館としては楽しかったですが、やっぱり歴史を思うには、ちょっとイメージが違いました。

なんというか、歴史的な建造物と言うよりは、ちょっとしたテーマパークの用。
でも、最近の日本のお城も、武将隊がいたり、ゆるきゃらがいたりするわけですから、どこでも同じなのかな。

あ、そうそう、ホワイトタワーには、「ローマ時代の城壁」と明記された城壁がありました。
ヨーロッパでローマの痕跡をみるのって、何とも言えず素敵ですよね。


こうしているうちに、日も陰って参りました。
本当は、このあとタワーブリッジへ行って、バラマーケットを見て、セント・ポール大聖堂まで行きたかったんですけども。
無理無理無理!

潔く諦めホテルに帰りました。
ホテル近くのお土産物屋さんで、最後のお買い物。
そして、コンビニで夕食と翌日の朝食を購入。
(6時前出発のため、ホテルの朝食は食べられないので)

最後なんだから、なにかディナーを・・・とはなりませんでした。
それは、私たちが野菜に飢えていたから・・・。

お店で食べると量が多いのと、野菜がないのと、そこがちょっと辛かったのです。
コンビニには、日本同様、一人分のサラダやお弁当的なものがありまして、私たちはこのサラダが食べたくなったんですよー。
蒸し鶏のサラダでしたが、本当においしかった!
やっぱり、野菜って、いいですよね!