「4Stars One World of Broadway Musicals」('13/6/29ソワレ)

「4Stars One World of Broadway Musicals」



††出演††

Lea Salonga
レア・サロンガ

Ramin Karimloo
ラミン・カリムルー

Yu Shirota
城田優

Sierra Boggess
シエラ・ボーゲス



††セットリスト††

ACT-1
01.ALL THAT JAZZ from Chicago
(ALL)

02.OH,WHAT A BEAUTIFUL MORNIN' from Oklahoma!
(城田)

03.GETTING TO KNOW YOU from The King and I
(シエラ)

04.LOVE LOOK AWAY from Flower Drum Song
(レア)

05.SOME ENCHANTED EVENING from South Pacific
(ラミン)

06.YOU'LL NEVER WALK ALONE from Carousel
(ALL)

07.GUYS AND DOLLS from Guys and Dolls
(ラミン&城田)

08.PART OF YOUR WORLD from The Little Mermaid
(シエラ)

09.REFLECTION from Mulan
(レア)

10.A WHOLE NEW WORLD from Aladdin
(城田&レア、ALL)

11.ANOTHER HUNDRED PEOPLE from Company
(レア)

12.BEING ALIVE from Company
(ラミン)

13.JOHANNA from Sweeney Todd
(城田)

14.NO ONE IS ALONE from Into the Woods
(シエラ&ALL)

15.YOU ARE MUSIC from Phantom
(城田&シエラ)

16.'TIL I HEAR YOU SING from Love Never Dies
(ラミン)

17.THE PHANTOM OF THE OPERA from The Phantom of the Opera
(シエラ&ラミン)

18.ALL I ASK OF YOU from The Phantom of the Opera
(城田&シエラ)

19.THE MUSIC OF THE NIGHT from The Phantom of the Opera
(ラミン)

ACT-2
20.OVERTURE from Les Miserables

21.ON MY OWN from Les Miserables
(レア)

22.BRING HIM HOME from Les Miserables
(ラミン)

23.I DREAMD A DREAM from Les Miserables
(シエラ)

24.ISABEL from Il Divo's 2nd Album "Ancora"
(城田)

25.REMINDER from Mumford & Sons' 2nd Album "Babel"
(ラミン、城田)

26.IKAW from the soundtrack album of "Ikaw"
(レア)

27.QUANDO ME'N VO from La Boheme
(シエラ)

28.DER LETZTE TANZ from Elisabeth
(城田)

29.WHY, GOD, WHY from Miss Saigon
(ラミン)

30.LAST NIGHT OF THE WORLD from Miss Saigon
(ラミン&レア)

31.I'D GIVE MY LIFE FOR YOU from Miss Saigon
(レア)

32.BRESS THE LORD from Godspell
(城田&ALL)

33.LIVE OUT LORD from A Little Princess
(シエラ)

34.OPENING:THR NEW WORLD from Songs for a New World
(ALL)

35.STILL HURTING from The Last Five Years
(レア)

36.MOVING TOO FAST from The Last Five Years
(ラミン)

37.SOMEWHERE from West Side Story
(ALL)

ENCORE
38.THE BEST OF TIME from La Cage aux Folles
(ALL)



梅田芸術劇場にて。
18:30開演、20:40終演予定。
実際には、5分押しで始まって、5分押しで終了。
ほぼ、時間通りでした。

改めてセットリストを書き上げてみると、すごい曲数を歌ってくださってますね。
時間は休憩を含めて2時間10分ですから、決して長くはない筈なんですが…。
一曲一曲のクオリティが素晴らしくて、「こんなにたくさんの曲が聴けるなんて!」と大満足でした。


1幕、1曲目から7曲目までは、ミュージカルの古典という感じ。
「Getting to know you」は、シエラのソロでしたが、一部、日本語で歌ってくださいました。
「Guys&Dolls」は、ラミンと城田さんが、ボルサリーノをかぶって、格好良く歌い、ちょこっと踊るw

その後、ラミンが城田さんに「シロタセンセイ?」と声をかけると、城田さんも「ラミンセンセイ?」と返して、次のコーナーの紹介。
曰く、ここには、二人のディズニープリンセスがいるよ、ということで、まずはシエラのリトルマーメイドです。
シエラは、2階建てになったセットに腰掛けて、足首をクロスさせて歌います。
白いドレスの裾がひらひらと揺れて、尾ビレのようでした。
「A Whole New World」はもっと聞いていたかったです。
リアのジャスミンも良かったけど、4人で歌っているのもとても素敵でした。

「No One is Alone」は、歌詞もよくわからなかったのに、とても心に染みてきました。
映画化が計画されているとのことなので、是非、映画も見てみたいと思います。
プログラムの解説を見ても、面白そうなミュージカルなので、楽しみです。

15曲目からは「ファントム」シリーズとでもいいましょうか。
コピット版「ファントム」から、「ラブ・ネヴァー・ダイズ」、ロイド=ウェバー版「オペラ座の怪人」と続きます。
コピット版の「ファントム」は、こんなクリスティンなら、「君こそ音楽」って納得できる。
ファントムは城田さんでしたが、ラミンでも聞いてみたかった…。
もう一曲、「ファントム」から、ファントムとクリスのデュエットがあってもよかったな。
ALW版ファントムは、ラミンファントム。
「ラブ・ネヴァー・ダイズ」の曲もとても良かったし、もちろん「オペラ座の怪人」からの曲もよかったです。
「Music of the Night」は、やはり素晴らしかった。
圧巻でした。
でも、シエラの「墓場」の歌も聴きたかったなー。
25周年記念公演の映画で見て(聴いて)、本当に圧倒されたので。
いつか、生でシエラの「墓場」の歌を聴いてみたいです。
(とか言い出すと、ラストの三重唱とかも聴きたくなるから…困ったもんです^^;)


2幕のOP、バンド(オケ?)によるレミのOvetureは「民衆の歌」からでした。
もっと長いかと思っていたら、比較的あっさり、「On My Own」へ。
この歌は、途中まで日本語、そして、ラスト「愛してる…」からも日本語でした。
ややカタコトの日本語で、とっても惜しい。
全部、英語で聴きたかったなーとちょっと残念です。
英語の部分は、感情が乗っていて、本当に素晴らしかったです。
続くラミンの「BHH」は、私が聴きたい「BHH」でした。
若いバルジャンでしたが、細く高く天に届く歌声と、感情が高ぶった時の対比が素晴らしかった。

レミコーナーの後は、それぞれのプロフィールについての紹介。
スペイン人のお母さんと日本人のお父さんを持つ城田さん。
カナダで生まれたイラン人のラミンは、現在ロンドンで暮らしている。
レアは、フィリピン人。
シエラは、アメリカ。
いろんな出自を持つ私たちは、ミュージカル役者以外の顔も持っています。
テレビスターでもある城田さん。
クラシックを本格的に学んできたシエラ。
バンド活動もしているラミン。
レアも世界中でライブをしている。
次のコーナーでは、5つの言語で4曲歌います、と紹介。

まず城田さんはスペイン語
ラミンは、アコースティックギターを弾きながら、日本語と英語で(ラストで城田さんも参加)。
途中で、ギターの肩ひもが外れてしまうアクシデントがあったけど、がっちりギターを抱えていたラミンの腕力、さすが(^^)
レアは、タガログ語
シエラは、イタリア語でオペラのアリアを。
途中で、マイクを外すサービスもあって、ソプラノを堪能させていただきました。
クリスティーヌがあれだけ凄かった理由がわかった気がします。

その後、城田さんの「最後のダンス」(タイトル間違ってる気がします^^;)
そうでした、見ていないけど、城田さんは、トート閣下をされていたんでした。
こうやってみていても綺麗なので、さぞかし舞台では美しかっただろうなー。

続いては、ミス・サイゴンコーナー。
ラミンは、シャツの腕をまくって、がっちりタトゥーを見せてました。
うーん、生で見ると、やっぱりちょっと凄い…。
ラミンは、日本では銭湯に入れないのね…。
と、ちょっと関係ないことも思いつつ…、ラミンの「神よ何故?」はとても良かったです。
もちろん、レアとラミンの「世界の終わりに」も良かったですが、圧巻は、「命をあげよう」でしょう。
凄絶という言葉が合うのじゃないか、そんな「命をあげよう」でした。
英語だと「Life」なので、「命をあげる」とは少し意味が違って聞こえます。
「命」といわれると、何となくラストの悲劇が思い浮かぶのですが、「Life」だと、「あなたのために必死で生きる」と思えて。
その決意が、凄絶、壮絶、そんな風に感じました。

ラストの「Somewhere」はアレンジが少し違いましたが、やっぱり好きです。
そして、アンコールが、大好きな歌だったので、幸せ気分楽しい気分でいっぱいでした。
ラミンやレアは、何度か「オーキニ」と言ってくれて、盛り上げてくれていました。
そう、本当に、4人共が楽しそうで、その気分がこちらにまで伝わってきて、本当に楽しい時間でした。
こんな、奇跡みたいなコンサートが開催されて、自分がそこに参加できたなんて、本当に幸せ。
誰に言えば良いのかわかりませんが…本当にありがとうございましたー!!