「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー2013」

MUSICAL MEETS SYMPHONY 2013

††出演者††
石丸幹二
濱田めぐみ
笹本玲奈
田代万里生
RAMIN KARIMLOO(特別ゲスト)



††セットリスト††
第一部
ETERNEL LOVE&DREAM
 ―永遠なる愛と夢―

  1. Overture『サウンド・オブ・ミュージック』より
       オーケストラ
  2. Seasons Of Love『レント』より
       全員
  3. Mamma Mia『マンマ・ミーア』より
       濱田・笹本・田代
  4. Dancing Queen『マンマ・ミーア』より
       濱田・笹本・田代
  5. 闇が広がる『エリザベート』より
       石丸・田代
  6. I Dreamed A Dream『レ・ミゼラブル』より
       RAMIN
  7. Last Night The World『ミス・サイゴン』より
       RAMIN・笹本
  8. She『ノッティングヒルの恋人』より
       石丸
  9. My Heart Will Go On『映画タイタニック』より
       濱田
  10. A Whole New World『映画アラジン』より
       全員

第二部
PASSIONATE DREAM&MUSIC
 ―情熱的な夢と音楽―

  1. One『コーラスライン』より
       全員
  2. All I Care About『シカゴ』より
       全員
  3. Phantom Of The Opera Overture『オペラ座の怪人』より
       オーケストラ
  4. Music Of The Night『オペラ座の怪人』より
       RAMIN
  5. Defying Gravity『ウィキッド』より
       濱田
  6. サンセット大通り『サンセット大通り』より
       田代
  7. On My Own『レ・ミゼラブル』より
       笹本
  8. 時が来た『ジキル&ハイド』より
       石丸
  9. ブロードウェイの子守歌『42nd Street』より
       全員

アンコール

  1. All I Ask Of You『オペラ座の怪人』より
       RAMIN・濱田
  2. The Best Of Time『ラ・カージュ・オ・フォール』より
       全員


会場はサントリーホール
勿論、初めて行きました。
京都コンサートホールとよく似たホールでした。
舞台の背面に、パイプオルガンがあって、客席は四面。
演奏は、読売日本交響楽団で、オーケストラの音は素晴らしかったです。
音響のいいホールでした。
ただ、ボーカルとの相性は…。
マイクがエコーがかかり過ぎなのか、それともマイクの使い方が良くないのか…、原因は分かりませんが、声がぼやけて歌詞が聞き取りにくくて、それがちょっと残念でした。
RAMINさんの歌はストレスなく聞けたから、マイクの使い方の問題なのかなあ…。
ソロだといいんですが、デュエット・トリオ・カルテットとなると、ちょっと辛かったです。


オケはとっても聞いていて心地よかったです。
オケだけのミュージカルコンサートでも良かったくらい。
音に厚みがあって、豪華でした。


歌の方では、濱田さんの「Defying Gravity」、笹本さんの「On My Own」、石丸さんの「時が来た」が良かったです。
特に、「自由を求めて」は感動でした。
四季の訳では、やっぱり歌えないようなのが残念ですが…。
それでも、舞台上にエルファバが見えて涙がほろり…。

その他では、やっぱりRAMINさんが素晴らしかったです。
笹本さんとの「世界の終わりに」は、本物のクリスとキムはこんな感じだったんじゃないか…と思わせられました。
アメリカ兵とベトナム女性ですもんね。
「夢やぶれて」は、「He」を「She」に変えて歌っていらっしゃいましたが、それだけでテイストが変わりますね。
若い男の子が、妖艶な女性に弄ばれて、気がつけば女性は去っていた…という、そんなお話に見えて、全然「レ・ミゼラブル」に見えなかったw
あと、ファントムは素晴らしかったです。
「心の赴くまま〜」が余裕たっぷりだし、何の不安もなくたっぷり聞けるのがよかったです。
惜しむらくは、出演者が多いため、曲数が少なかったこと。
もっとがっつり聞きたかったです。
だからこそ、アンコールで「All I Ask Of You」が聞けたのは嬉しかったです。
クリス役の濱田さんが歌詞を覚えていらっしゃらなかったのがとっても残念でしたが、RAMINさんはじっとクリス(濱田さん)を見つめていて、素敵でした。
ラウルなんですが、ファントムの告白にも見えて、良かったなあ。
クリスが楽譜を見る(目を逸らす)のが、ファントムから逃れようとしているようとも見えて、こちらを向かせようと情熱的に歌うファントム…なんて思うと、また良い感じじゃないですか?

そして、ラストの「The Best Of Time」は大好きな歌だったので、幸せいっぱいの気持ちになれました。
音響とかで、ちょっと不満もあったんですが、最終的に大満足の舞台で、東京まで行った甲斐がありました。