ロンドンへ行って来ました4

この日は、前日が遅かったせいもあって、ちょっとゆっくり朝食をとりました。
9時過ぎに、ホテルを出て、サークルラインとピカデリーラインで、ハイド・パーク・コーナーへ。
地上に出ると、なんだか大きな門と、記念碑のような物が。
記念碑は、第1次世界大戦・・・の戦没者の慰霊碑・・・だったかな。
(第2次世界大戦かも?)
門の方は、一見すると凱旋門
地図で見てみるとウェリントン門というらしいです。
・・・で、ウェリントンさんってどんな人ですか?

調べてみました。

ハイドパーク・コーナーにあるこの凱旋門は、ナポレオンとの戦争、最終的には1815年のワーテルローの戦い(英語ではウォータールー)で英国を勝利に導いたウェリントン卿を讃えるために建てられました。現在はイングリッシュ・ヘリテージが管理しており、上に登ることも可能です。ちなみにウェリントン、略してウエズリー(Wellies)とは長靴のことなんですよ。ウェリントン卿が考案した膝までのブーツで当時は皮でつくられていたそうです。
(London NAVI より転載、サイトはこちら→ http://london.navi.com/

まーじーでーーーーー!
ナポレオンとの戦争での凱旋門なん?
それにウォータールーってワーテルローのことなん??
ウエズリーが長靴だっていうのは、ま、いいとして。

そうか、知っていたらもっと盛り上がったのに・・・。
惜しいことしたな。


しかし、この日の目的は、ここじゃない。
ウェリントン門の下を通り抜け、バッキンガム宮殿へ。
そう!
バッキンガム宮殿の衛兵交替式を見るのが目的なんです。

ここでも、リスを見かけましたが、すでに「あ、リス」と素通りできるまでになっていました。
(前日のハイドパークでもリスをいっぱい見たので)
ロンドンに住んでいると、鳥とかリスとか、普通に見られるんだなあー。
(そういえば、あんまり猫は見なかったなー)

バッキンガム宮殿前に着いたのは、10時前。
まだ、人はまばらですが、宮殿の柵前はそこそこスペースがなくなっていて、どこで待つかひとしきり悩みます。
持っていったガイドブックには、クィーン・ヴィクトリア・メモリアル周辺がお薦めとありましたが・・・。
たしか、交替式自体は、柵の中で行われるんじゃなかったっけ???
でも、それは曖昧な記憶だし、柵前にはりつくと、広いスペースからは離れる気がする・・・。
それに、すでに柵前は結構埋まっているしなあ・・・。

とりあえず、宮殿から道を隔てたクィーン・ヴィクトリア・メモリアルの前、見学用の柵の一番前に陣取りました。
交替式は11:30くらいから40分程度・・・あと、1時間半ですねw
人も少ないし、こんな早くに来なくてもよかったかな、別のところを見に行こうかな、とか思わなくもなかったんですが。
日本人の悲しい習性?
並び始めたら動けなくなった(^^;

でも、動かなくてよかったかも。
1時間くらい前からどんどん人が集まり初め、隣に来たグループはぐいぐい割り込もうとしてくる。
後ろに並んでいる日本人グループは、「見えにくいねー」と話している。
向かい側(宮殿前)は人でいっぱいで、お巡りさんが人員整理してます。
ちょうど、ディズニーランドのパレードを見るために並んでいる人を整理するキャストさん達みたいに。
「ここでは、立ち止まらないでー」「歩き続けてくださーい」的な。
私たちの後ろは階段状になっていたんですが、そこにもわんさか人が・・・。
あそこだと、座って見れてよいかもーとか言っていたんですけど、座ったら見えないわw
(前がみんな立っているから)
私たちの立っていた場所は、柵にちょっとよっかかることもできて、立っているのも楽だったのでよかったです。

交替の衛兵さん達の行進は、すぐ目の前を通るので、しっかり見ることが出来ました。
ただ、交替式は、やっぱり宮殿の前庭(柵の中)で行われたので、全然見えませんでした。
なんか動いてるーとか、そんな感じ。
そちらで見ている人達の真ん中は、通行者用に通路となっているので、人が通り過ぎるんですが、交替式が始まると「立ち止まらないでー」「歩き続けてー」の頻度が上がりましたw
みんな通り過ぎながら、写真とか撮りまくるから〜。

私たちは、交替式は遠くでなんとなーく見学して、交替し終わった衛兵さん達が帰っていくのをお見送りしました。
ブラスバンドの演奏もちゃんと聴けましたし、まあ、これもよしw
交替式を見るか、行進を見るかで、見学位置は変わってくるねー。
でも、交替式を見る人達のほうの混雑が結構すごかったから、こっちでよかったかなと思いました。

終了後は、私たちのエリアを取り仕切っていたお巡りさん(かわいいおじさんだったw)が、観光客と写真撮影しているのを発見し、私たちも続いて記念撮影させてもらいまいたw
ロンドンは、思ったよりあたたかく(というか寒くなく?)お巡りさんは、防弾チョッキをつけていたけど、シャツに腕まくりという軽装でした。
・・・地元民には、暑いくらいなの?



衛兵交替の見学のあとは、ヴィクトリア駅まで歩いて、サークルラインでサウス・ケンジントンまで移動して、ヴィクトリア&アルバート博物館へ行きました。
ここは、地下道で駅と博物館がつながっていて、雨が降っても大丈夫な作りになっています。
博物館にはいるときには、手荷物検査があって、ちょっと驚きましたが(手荷物検査は、どの博物館でもありました)。

さすがにちょっと疲れたので、まずは博物館のカフェでお茶をしようかーと移動しましたが、激混みです。
ティールームも見所だったとあとで知りましたが、そんなとこ席はいっこも空いてません。
仕方なく、普通の殺風景なところで席を取って、一人ずつお茶を買いだしに行きました。

私は、アールグレイラズベリーカップケーキを購入。
同行者と交替して待っている間、何気なくWi-Fiの電波をさがしたら、ここは飛んでた!
V&A_Free_Wi-Fiとかなんとか・・・。
これまで、いろんなところでFree_Wi-Fiを探してきたけど、全然飛んでいなくて。
マクドナルドかスタバなら飛んでると聞いていたけど、そこに寄るチャンスもなかったので、ロンドン初Wi-Fiです。

ていうかね。
私は、携帯はauなんですけど、イギリスはauが繋がらなかったんですよ!
正直、これは困りました。
緊急連絡、どうしたらいいの??

で、格安スマホも国内でないと繋がらないので、FreeのWi-Fiスポットをずっと探しておりました。
とりあえず、auが繋がらないということだけでも伝えたかったので。
無事、その件も伝えられたので、ほっといたしました。

ちなみに、カップケーキはげんこつくらいの大きさがあって、食べ応えもあり、おいしくもあり、紅茶もおいしくて、たいそうよかったです。
同行者はスコーンと紅茶で、こちらもげんこつくらいの大きさのスコーンでしたw
Wi-Fiも繋がるし、手頃なお値段でおいしいお茶とお茶のお供が食べられるし、おすすめです、V&Aカフェ。


肝心の博物館の方は・・・。
広くて、そして、何がどこにあるかがいまいち分からなくて。
何を目的で行ったわけでもなかったので、ちょっと散らかった印象。
そんな中で面白かったのが、日本紹介のコーナー。

初めに目に入ったのは、焼き物(壺とかお皿とか)、着物、甲冑などでした。
でも、そういうのはあんまり興味がないというか、わからないしなー。
あ、浮世絵とか、芝居小屋の絵とかある。
浮世絵は、発色もいいし、やっぱりいいよねー。
芝居小屋は、こんな感じだったんだ、面白いなー。

と、ここまでは、まあ普通の日本紹介ですよね。

「こんなのあるよー」と同行者が見つけたのが、現代日本のコーナー。
すなわち「カワイイ」のコーナーです。

ピンクのゴスロリ風ドレス。
(マネキンの頭身がおかしくて、ちょっと可愛くなかったけど)
キティちゃんの家電製品。
(掃除機、炊飯器など)

すごい、これが現代の日本のイメージなのか!
真っ当な博物館に陳列されるほどの!

きゃりーぱみゅぱみゅがロンドンでライブしたときとか、すっごい人気だったけど、所詮日本のニュースやし、とか思っていました。
でも、あれ、結構マジだったんですね。
すごいな、クールジャパン。



そのあとは、お隣(お向かい?)の自然史博物館へ行くことにしていました。
私の勝手な思いこみでは、まーそんなに混んでないやろ、でした。
だって、自然史博物館ですよ?
マイナーな分野だと思いません?

・・・ま。
私の思いこみは、見事に間違っていたんですけど。

また地下道を通って、自然史博物館方向の出口から地上に出ると、行列ができてました。
めちゃくちゃ長い行列、ではないですが、ディズニーランドなどのような並ぶ柵が設けられていて、結構時間がかかっています。
ここでの一番の見所は、ディプロドクスの骨格標本です。
V&A博物館では、何がどこにあるかがわからず彷徨ったので、この標本がどこにあるのか、それをちゃんと調べとかな!と同行者とガイドブックを見ますが、「中央ホール」とあるだけ。
何階なん??

見つけられなかったら嫌だなぁと、建物に一歩入って、荷物チェック(ここでも勿論ありました)を受ける・・・その前に、あっさり見つかりました、ディプロドクス。

・・・でっか!
確かに中央ホール。
そこにどーーーんと展示されています。

ディプロドクスってこんなでかい恐竜でしたか。
で、日本でもイギリスでも、恐竜はブームなの?
だから、こんなに混んでいたのかな・・・。


この博物館、中央ホール周りには、他にも化石とかいろいろありました。
子どもの頃に、エキスポで見た恐竜展とか思い出すなー。
・・・今思うと、あの展示はかなり充実してたな。
このコーナーも、まあ楽しかったですけど、個人的に盛り上がってしまったのは2階別棟の「石」のコーナー。

日本でも、クリスタルはよく見かけますが、その他の鉱石もいっぱいあって、とっても楽しかったです。
自然ってすごいですよね、あんな風に結晶化するなんて。
まるでバラの花のような結晶もあって、本当にすごかったです。

また、宝石がいっぱい並んでいるコーナーもあって、綺麗だなと見ていたら、ふーっと照明が落ちて、並んでいた宝石のうちのいくつかが暗い中で発光しているのがわかるように展示しているとか。
アレキサンドライトが光線によって色が変わるのを展示していたりとか。
そういう工夫もよかったです。

思った以上に楽しめた自然史博物館でした。
本当に楽しかったー。
私にとっては、V&Aより楽しかったです。
(でも、カフェはV&Aサイコーw)



外に出ると、既に真っ暗でしたが、この日最後の目的地、ハロッズへ。
ハロッズは、電飾で縁取られていて、なんだかちょっと、エレクトリカルパレードです。

1階でお茶やお菓子を見て、上階(何階は忘れた^^;)のハロッズコーナーもいろいろ見てきました。
クリスマスセールで、だいぶお安くなっていましたが、決断が出来ず、結局なにも購入せず。
今にして思えば、ハロッズベア買っておけばよかったなー。
空港にもハロッズコーナーがあるから、またそこで買えばいいかな、とか思っていたのですが、免税品店よりクリスマスセールの方がお得だった気がします。
(しっかり比較したわけではないけど)

やっぱりお買い物は一期一会ですね。
また同じ店がある・・・て場合も、同じところに行くという確証がなければ、欲しいと思ったその時に買うべし!
これからのお買い物でも気を付けようと思います。



この日は、日曜日で午後6時にはハロッズは閉店。
ハロッズのカフェのアフタヌーンティ、ちょっと興味があったんだけども、既に午後5時半をまわっていて断念。
いつか、またハロッズに行けたら、そのときには是非お茶したいと思います。

こんな風でしたので、この日の夕食はホテル近くのお店で。
タイ料理を食べてきました。
タイ料理やしーとちょっと油断して、普通に一人一品頼んだのですが、これが大失敗。
料理が何であれ、やっぱり欧米サイズでしたか・・・。
ココナッツミルクにレモングラスをミックスしたスープにライスヌードル。
とってもおいしいスープで、疲れた体にはぴったりの酸味だったんですが。
ヌードルが食べても食べてもなくならない。
スープを吸って、増殖している気がする。
おなかはいっぱいなのに、3分の2ほど残っているようにしか見えない。
申し訳ないけど、そこでギブアップ。

最初はすっごくおいしかったのに、最後は苦行となってしまいました。
恐るべし、欧米サイズ・・・。

このあとも、食事には悩まされることになるのでした・・・。