「鉈切り丸」('13/10/12ソワレ)
いのうえシェイクスピア
「鉈切り丸」
千葉哲也 武蔵坊弁慶
山内圭哉 大江広元
木村了 和田義盛
須賀健太 源義経
宮地雅子 比丘尼
麻美れい 建礼門院
アンサンブル
河野まさと/村木仁/川原正嗣/武田浩二/藤家剛/加藤学/川島弘之/安田桃太郎/伊藤教人/南誉士広/虎玉大介/西川瑞/岸田タツヤ/大野瑞生/喜多陽子/生尾佳子/齋藤志野/井坪あつみ/小波羅ちえ/清水美冬/牧内沙織/上田亜希子
オリックス劇場にて。
この日は、プレビュー公演でした。
鎌倉時代を舞台に置き換えた、「リチャード三世」。
森田剛さんは、大河ドラマ「清盛」での時忠でのひねた感じが良くて、楽しみにしていました。
空を行く鳶に語りかける「とびよぉー」などは、時忠のようなどこか淋しげな感じが出ていました。
でも、もっと切ない感じとかが出ると良かったなあと思います。
全般に、「成り上がってやる!」という野心が前面に出ていて、共感はしにくいキャラクターでした。
巴御前も、木曽殿と別れた後、遊郭で働こうとするなど、なんで?というところが多い。
自分からトラブルに巻き込まれてるやん…。
もっと、巴が格好良かったらいいんですけど、なんだかなあ…。
最後の方では、なかなかえぐいシーンもあって、気持ちよくは無かったです。
この舞台は、新感線ではないのですが、音楽や照明など、新感線っぽいところも多いように感じました。
…もちろん、新感線の舞台は、一度見ただけなので、間違いかもしれませんが。
殺陣が多くて、シャキーン、シャキーンという切り結ぶ音が大きくて、照明がライブのように派手で。
とりあえず、物語の深みとかより、そういうところが目立ってしまうという感じ?
私は、ちょっと苦手かも…と改めて思いました。