「アイーダ」


††キャスト††
アイーダ 雅原慶
アムネリス 佐渡寧子
ラダメス 田邊真也
メレブ 有賀光一
ゾーザー 飯野おさみ
アモナスロ 川原洋一郎
ファラオ 石原義文
ネヘブカ 勝間千明

男性アンサンブル
朱涛/田井啓/清川晶/品川芳晃/中村巌/桧山憲/川村英/影山徹

女性アンサンブル
恒川愛/井上佳奈/花田菜美子/濱田恵里子/川井美奈子/駅田郁美/岡本有里加



■ラダメス
今回は、ラダメスが嫌なヤツでしたよ。
いえ、概ね今までと違ったラダメスではないんですが。
理知的で余裕があって、そのくせ、自分で感情をコントロールできなくて…。
自分で自分の気持ちをもてあましているようなラダメス。
船底のシーンで、桶と布をかたづけるところもしっかり演技をされているのがよいです。
持っているものをすべてあげてしまった…というところの「誉めて!」オーラも可愛い。

なんですが。
アムネリスに対する態度が酷いんですよ!

特に、アイーダへの想いを自覚してから!
「王女様がお詫びをするように…」というアイーダの言葉に「アムネリスは関係ない!」という態度ありあり。
作戦室で、アムネリスを見た瞬間の「うんざり」という表情。
「話題にまで事かく間柄だってこと?」と言われたときの表情も大概酷い。

今、思い出せるのはこのくらいですが、とにかく、酷かった!
ちょっと、あんた、その態度はなんやねん!と言いたくなったほどです。

そのくせ、「君は大切な人だったよ」だあ??
どの口がそんなんゆ〜とんじゃあ!
あの露骨に嫌そうな態度で、よーゆ〜たな!

私はもう、アムネリスが可哀想で仕方なかったですよ(;_;)
と、まぁ、今までにない感想を持ったのでした(笑)
(基本、アムネリス寄りのところはもともとあるんですけどもねw)



■アムネリス
まあ、ラダメスに怒っていた分、アムネリスへの肩入れは今まで以上でしたw
「真実を見た」もですが、結婚式のシーンとか、どんな思いだろうかと…。
それでも、最後に、二人に微笑みかけるのが、やはり泣ける…。



アイーダ
ラダメス、アムネ共に、結構、深い役作りな感じがするなか、アイーダには若干上滑りな印象が。
「忘れられない!…忘れなければ…」が、歌っている感があって、心の叫びが聞こえにくいなあ。



■メレブ
アムネリスの前でアイーダがあれこれ言っているとき、じっと様子を窺っていますが、怖がってはいませんね。
前回名古屋公演の時は、ほっと胸をなで下ろした…という演技の時もありましたが。
今回は、無事、やり遂げよと見守っている感じでしょうか。
「気に入ったわ!」でぐっと左手を握りしめるのが、控え目なのですが良かったです。

アイーダがローブを掴んだ後も、「うおおお」という魂の底からの吼えではなく、アイーダに縋るでなく。
もっと冷静というか。
自分のために喜んでいなくて、ヌビアの人たちのため、もしくはアイーダ自身のために喜んでいるよう?

「まさか将軍から?」のあと、顔をそむけるのは、ラダメスとアイーダのことで悩むだけでなく、自分自身への責めもあるようでした。
桟橋は、ラダメスを見たときの表情と、刺された後の苦しみようが辛いです。



■その他
アモナスロの「ヘヌか!」が、泣けます。
ゾーザーは格好いいです。
ファラオは慈愛。
ネヘブカは、神の愛するヌビア、ラストの音がぶれていて残念。

他は、いつも通り?
あ、岡本さんを見分けられるようになりました。
ちょっとちっちゃくて、かわいい感じの女性アンサンブルさん。
身長からするとネヘブカくらいです。

田井さんが、晩餐会でファラオが倒れたときに、「道をあけろ」だったか叫んでいらっしゃって、これが今回の台詞か〜と思っていたのでした。




劇場前には門松。






帰りに「ヌビアロール」買って帰りました。
劇場でも売っているんですが、お土産用としては…どうなんでしょう?
帰りにはお店は閉まっているし、開演中は…持ったまま観劇っていうのも…ねえ?
というわけで、名古屋駅前でお店を探し、無事ゲットですw

左側のピスタチオ風味のロールが、美味しかったです。
(いや、他の二つも美味しかったけども)
ピスタチオ風味のは、大阪ウィキッドで販売されていた、「エルファバロール」にちょっと似てるかな。
めっちゃ美味しかったので、次もお土産に買ってこー!と思いました。