「オペラ座の怪人」

††キャスト††
オペラ座の怪人 佐野正幸
クリスティーヌ 笠松はる
ラウル 中井智彦
カルロッタ 種子島美樹
メグ・ジリー 松田未莉亜
マダム・ジリー 戸田愛子
M.アンドレ 増田守人
M.フィルマン 平良交一
ピアンジ 橋元聖地
M.レイエ 田代隆秀
M.ルフェーブル 川地啓友
ブケー 佐藤圭一


男性アンサンブル
松永隆志/佐藤季敦/伊藤礼史/野村数幾/見付祐一/根本健一/瀧山久志


女性アンサンブル
河村彩/暁爽子/齋藤さやか/菊池華奈子/籏本千都/松元恵美/中里美喜/山本紗衣/吉村晶子/野田彩恵子/小林貴美子/松ヶ下晴美



座席は、F列センターブロック。
先週は、E列でしたが、やっぱり見やすさは断然F列です。


本当は、先週の観劇で大満足していたため、7月いっぱいはオペラ座観劇を自粛するつもりでした。
そうでないと、佐野さんが京都にいらっしゃる限り、毎週通ってしまいますから。
そうしたら、今週に入って、笠松さんがクリスにキャスティング。
京都公演開幕当初から、佐野さん・笠松さん・中井さんが揃ったらいいなあ…と思っていたので、これは、行かねば!
私にとっての、現在のベストキャストはこの皆様なのです。


そしたら、マダム・ジリーも戸田さんに代わってました。
戸田さんもマダムも好きなので、嬉しい!


■ファントム
ちょっと、声の調子が悪そうかな?
先週が非常に艶やかだっただけにちょっと残念。
でも、演技の濃密さは変わらず。


屋上も墓場もPONRも、すごく良かったです。
全身全霊でクリスティーヌを求めてるのがわかる。


やっぱり大満足のファントムでした。



■クリスティー
声がクリアでいいなぁ…。
息漏れがほとんどなくて、とっても綺麗な歌声。
ラウルとのAIAOMは、素晴らしかったです。


マスカレードで、ラウルが肩の上にのっけるのは、ラウルがすごく頑張ってるのが見て取れました。
そのあとの、クリス大の字でふわっと浮かせるのは、距離・高さ共にあまり出ず(^^;
ラウル、笑顔でしたが、大変そうでした。


PONRでは、扇情的な表情をしていたり、クリスのではなく役の演技をしっかりされているイメージ。


ラストで戻ってくるときは、指輪を渡しにきたという感じでなく。
最後に何か伝えなくては…という風情で、ふと指輪に気がついて…という感じでした。
ファントムの言葉に、辛そうに顔を歪め、でも、そっとうなずいて去っていく…。
ファントムに優しいクリスでした。



■ラウル
リフトが大変そうだった…他は、安定して良いです。
歌は勿論素敵だし。
驚いたときに目を剥く表情が、結構、目に残ります。
カーテンコールで、センターまではゆっくり歩いて来られるのを見て、もう走らないのかなーといつも思ってしまいます。



■マダム・ジリー
格好いいわーvv
冷徹な感じがして、すごく好き。
ピシッと空気が凍る感じ、ありますよね。
スタイルもすらっとしていて、好きです。



■ピアンジ
この日も、やっぱり可愛かったです。
支配人のオフィスは1幕も2幕も、この人を見ているだけで楽しいです。
カーラが機嫌を直すと、本当に嬉しそうな顔するのが可愛いのです。



■M.レイエ
穏やかそうなんですが、クリスの歌を聴く前の「やってられない」演技と、終わってからの「満足満足」演技が好き。
ドン・ファンの勝利」の練習で、カルロッタが「どの音で歌えばいいの」と歌ったあと、「その音!」とカルロッタに合図しているのとか、可愛いです。



■その他
以前、リハーサル見学会で、佐野さんが「視線は常に上。下を見るのは屋上だけ」と仰っていたのが何でだろう?と思っていたんですが。
ファントムを探しているんですね。
支配人のオフィスなどでも、ファントムを意識するときの視線は全部上。
屋上だけは、下になるのは、さすがに空からファントムは現れないだろうから…だったんですね。
ということは、マスカレードで視線が上なのは、クリスを捜すというより、ファントムの影がないか確認しているのか。
公式サイトで、マスカレードの会場には、ファントムのスパイが紛れ込んでいるとありましたが、お猿さんはともかく、マントの人は確実にスパイっぽく見えます。
クリスがラウルに「言ってはダメよ」と言っているのを聞いて、すっと袖に入っていくのとか…ファントムに知らせに行ってるみたい。



カーテンコールは、佐野さん一人カテコで、満足した感じです。
はるちゃんは、にこにこして去って行かれるのが嬉しい。
中井さんは、いつも真面目な感じ(特に、3人カテコの時w)。
予定外の観劇でしたが、堪能できました。