ウィキッド大阪公演に、行ってきました。
週初めから、台風の影響がどう出るか、心配でしたが、JRも止まることなく、無事、行ってこられたので、よかったです。
劇場前の看板を見ただけで、わくわくします。
本日のキャスト。
初見の方が多い。
といいますか、名前付きのキャストさんは、みなさんそうでした。
そういう意味で、私にとっては、まったく新しいウィキッドです。
グリンダ 山本紗衣
エルファバ 小林美沙希
ネッサローズ 若奈まりえ
マダムモリブル 織笠里佳子
フィエロ カイサータティク
ボック 緒方隆成
ディラモンド教授 田辺容
オズの魔法使い 勅使瓦武志
舞台上のドラゴンを見ていたら、わくわくが止まらん!
あー、何年ぶりだろう。
とにかく楽しみで仕方がなく。
この日の座席は、2階最後列。
幕が上がると、ちょっと舞台上が見切れる感じです。
シャボン玉で降りてくるグリンダが最初見づらかったり、婚約パーティの幕が見えなかったり。
音も、やっぱりちょっと遠い?
1階席で見ていた時は、歌声が体に響く感じだったけど、そこまでの臨場感はなかったかなと思います。
でも、やっぱり四季劇場はよいサイズ感なので、最後列でもしっかり見やすい。
それに、2階席だとライトの演出がよく見えるのがよいです。
ウィキッドはライトもきれいなんですよね。
オープニングは、みんなが喜んでいるときのグリンダの表情が切なくて、そこから泣きそうになりました。
グリンダ、ちょっと高音がしんどそう?というか、圧倒的感がやや薄かったのは残念でしたが、振り切ったお馬鹿の演技はかわいくもあり、女子高生っぽい若々しさもあり、よかったなあ。
グリンダとエルファバが、本気でけんかして、でもやっぱり友達で、というところも、女子高生くらいの女の子たちっぽくて、ああ、いいなあ、と思いました。
大人になって、引き返せなくなっていくんだけども、二人の間にある特別感、もう私たちには戻れないそういう幸せな時代を感じさせられる。
「呪術廻戦」の五条悟と夏油傑の、高専時代みたいな。
(ちょっと方向違ってすみません)
フィエロは、登場シーンのダンスがとてもなめらかできれいでした。
最後は知っていても、泣かされますね。
切なくて、つらい。
つらいと言えば、ネッサとボック。
何とかならんかったもんかと・・・。
初登場時のネッサが、とにかくかわいかったです。
情報を操って、敵を作る、というのは、この時代だから余計に真に迫る。
今まさに、そうやって敵を作っている人たちがいっぱいいますもんね。
正しいことを言っていても、それが伝わらないもどかしさ。
何が真実なのか、見抜くとこの難しさ。
マダムモリブルは、これまでは「千と千尋の神隠し」の湯婆婆みたいな怖さがあったんですが、今回はそこに不気味な感じも加わっていた気がする。
不気味・・・というか、優しさの裏にある卑劣さというかずるさのようなもの。
年を重ねて、世相も変化して、物語の見方・見え方が変わってきているかもしれまんせん。
でも、やっぱり音楽も好きだし、ウィキッド最高です。
余談ですが、「魔法使いと私」のときの、「melt!」のライティング、いいなあ。
そして、「For Good」の時の炎。
初演前の特集番組で、歌の途中で消えるよう、調節して・・・と言っていたっけ。
あの炎が意味していること、なんだっただろう。
もう一回、あの番組、みたいなあ。
他にもいろいろと設定を言ってくれてたはず。
そして、映画も楽しみ!
全編英語だとどんななのか、(ガリンダのくだりとか楽しみ!)、演出もとても楽しみです。
もちろん、舞台もまだまだ見たいので、大阪公演のうちに何回か行きたいと思っています。
チケットが・・・取れればなんですけど。