「WICKED」①('11/2/13)

††千穐楽のキャスト††

グリンダ 苫田亜沙子
エルファバ 江畑昌慧
ネッサローズ 勝間千明
マダム・モリブル 白木美貴子
フィエロ 北澤裕輔
ボック 金田暢彦
ディラモンド教授 斎藤譲
オズの魔法使い 飯野おさみ

男性アンサンブル
賀山祐介/内海雅智/上川一哉/田井啓/須永友裕/成田蔵人/山田真吾/根本健一/清原卓海

女性アンサンブル
石野寛子/荒木舞/柏谷巴絵/間尾茜/増山美保/小澤真琴/齋藤さやか/西浦歌織/織田なつ美


入り口で千穐楽の記念品を受け取り、中へ。
まだ開場すぐのため、中はすいています。
とりあえず、キャスト表を確認して、ゆっくり座席へ。
本日の座席は、2階最前列です。


開演前の、「ま・法により、禁止されております」のアナウンスもこれで聞き納め。
そう思うと、やはり淋しい…。

オープニング、飛び交うテープは思いの外、高いところまで飛んでいたんですね。
2階席まで届きそうな勢い。
放物線を描いて落下するから、届きませんが、最高点は確実に2階席の足元まで届いています。

お猿さん達の踊ってるところ、狭いなあ…。

「Good News」はアンサンブルさん達より、後ろのエルファバ画像に釘付けでした。
グリンダは、ここは、やっぱり声が出なくて。
音も所々外れてしまっていましたが。
複雑な表情が、よかったです。


シズ大学では、飛び出してくるボックの表情が、いつもいいなあ。
これからの希望に胸を膨らませているのがわかって。
エルファバが飛び出してくるところでは…つい、濱田さんのとき、拍手起きたっけ…とか思い出してしまいました。

この辺り、学生達もいつもより力はいってる感じ。
エルファバを見て驚く様など、ホントに吃驚してる感じでした。

コーラスの「我がシーズーーー」で、微妙に、「ズ」の出が女性アンサンブルさんが早かったような?
もしくは、「ズ」の発音が、はっきりしていたのかな?
みんながびたーっとエルファバに注目していく空気の緊張感がよかったです。

あと、ここでは、エルママをやってるアンサンブルさんに注目していたので、ちょっと意識は散漫に(^^;
また、モリブル先生大好きなので、こちらにも注目してましたし…。
モリブル先生の後ろに控えている先生が、「教師を代表して」とモリブル先生が言ったときに、「えっへん」とでもいうように姿勢を正しているのに初めて気がつきました(^^;;


「W&I」は、はじめのモリブル先生のソロも好き。
今日も、エルファバしか眼中になくなって、大喜びで去っていくのとか、かわいかったです。

そして、ここの「できるわ」が、希望に溢れているところに、ちょっとうるうる。
あと、英語詞の「MELT!」の部分の照明が、もう一つ、日本語詞だとぴたっと合わないのが残念だなーとか。
残念といえば、ラストの「あたしの夢ーーーーー!」が、最後までばしーっと声が伸びるといいなあ…と。
そういう演出だと思うんですけど、それでも、オケと一緒にばしーっと終わってくれるともっといいなーと。


「大嫌い」は、エルファバの、グリンダ物まね&足蹴の振りが、力こもっていて面白かった。
グリンダの方も、イジメのリーダーらしい顔が、上から目線で、よい感じ。

ここのラスト、グリンダを脅かすエルファバ、とってつけた感じのする事もあったんですけど、ここ最近は、うまいなあーと思って見てます。
エルファバも本気で脅かしているし、グリンダも本気でビックリしている感じがするのがいいな。


歴史の授業では、ディラモンド先生が若かったです。
うーん、若くて情熱派の熱血教師かな?
結構、強の演技で、山羊にしては、怖いです。
(山羊って、イメージ穏やかじゃないですか?)
台詞もきぱきぱ言う感じ。

ここでレポートを返して貰ったエルファバが、ネッサと評価を見せあいっこしているのがかわいかった。
何か話していたけど、どんな事を話してたんでしょう?
感じとしては、「あ、あたし『A』よ」「私も」的かと。

その後の、歌は、やっぱりちょっと「かくかくしかじか」なディラモンド先生でした。


フィエロ登場では、最後まで本にかじりついているボックが、本を投げ捨てるまでの演技がよかったです。
「学生の本分は勉強だよ」って本気で思っている真面目ないい子なんだろうなーって。
前後しますが…やはり、ここの「だけど僕にも心はあるんだ」が、ずーんと心に引っかかります。

あと、初めて気がついた、ネッサの動き!
「ああ、彼女かわいそう」の前なんですが、すごいスピードで銅像の後ろに移動。
そのあと、おもむろに現れ、本を取りだし…。
いつも、こんな動きをしていたの?
ネッサらしからぬすばしこさにちょっと驚いたのでした。

パーティでは、ボックを見ていると涙でした。
フィエロといるグリンダを見て、傷ついた表情。
それでもネッサに「憐れみからね」と言われて、必死でネッサを気遣うボック。
なんて、いい子なんだろう。
グリンダを見るたび、傷ついた顔するのに、ネッサにはにっこり笑って。
車椅子に座って、踊るなんてできるはずがない…って思っていたネッサを、一生懸命に楽しませている。
ちゃんと、踊ってるのが、ホントにいじらしくて。
嬉しそうなネッサがまた、ホントに幸せそうで。
この二人の姿に、ほろり…でした。

ただ、ネッサの歌は…。
うーん。
座って歌うのは、やっぱり声が出にくいよね…ってことで。
あ、でもボックとのデュエットの部分は結構よかったです。

エルファバ登場からは、特筆すべき事は無しかな。
北澤さんは「無理だよ」で笑いを取る気がないんだろうなと思います。
この台詞をすごく真面目に言ってるイメージです。

パーティのラストで、照明が緑になるのは、エルファバ色にみんなが染まったということ?
少なくとも、そのときに、みんながエルファバを受け入れたことを照明でも表しているんでしょうね。



中途半端ですが、とりあえず今日はここまで。
今回は、だらだらと、各場面で思ったことを書きつづるだけの日記となりますが、もしよろしければ、またご覧くださいませー。