「Music of The Night」

ミュージカル界きってのエンターテイナーとあのキャスト達が再び出会う夜。
皆様に魅惑のひと時をお届けいたします。


出演
 沢木 順
 井料瑠美
 柳瀬大輔
 宮崎 誠(エレクトーン演奏)


日時
 2011年2月27日
  18時開場
  19時開演


料金
 ¥9,000(消費税込み/全席指定)
   *お食事、お飲物付*


会場
 ドイツミュージックレストラン アルテリーベTOKYO




「一夜限りのスペシャルバージョン」というに相応しい、豪華な、夢のようなコンサートでした。
普段なら、どんなに魅力的なキャスティングでも、日曜の夜に東京でのコンサートには行けないでしょうが、今回は、前日に遠征予定が入っていたことで、重い腰が上がりました。
上げてよかったー。
翌日は、ボロボロ状態で仕事してましたが、それでも行けて良かったです。

会場は、思ったよりも手狭なイメージ。
ステージは、歌い手さん三名+伴奏さん一名乗るには、やっぱり手狭。
その分、ステージが近くて、目の前で、歌と演技を堪能できました。



オープニングは、演奏の宮崎さんのエレクトーン。
曲は、「美女と野獣
すごく聴き応えありました。


そして、演奏が終わると、井料さんと柳瀬さんが登場。
すぐそばを井料さんが通ると…すっごいいい匂い〜vv
清涼感があって、ブルーのドレスに似合った薫りで、爽やか〜。
そして、井料さん、綺麗だー。
右目だったか、白目が真っ赤で可愛そうでしたけど、でも、めちゃめちゃ綺麗!


お二人で、「朝の挨拶」?(美女と野獣より)を歌われます。
勿論、井料さんベルで、柳瀬さんは…「こんばんわ、ベル!」…その他大勢(笑)
その後、柳瀬さんは、ガストンやったり、各役を歌い分けて、この歌終了。


続いて、「ビー・アワ・ゲスト」の音楽にのって、沢木さん登場…登場…登場??
ステージそばまで来た沢木さん、厨房に引っ込んじゃいました。
なんども、歌い出しのきっかけの音がでますし、井料さんからの催促もあるにもかかわらず、沢木さん、厨房で何かなさっています。
間もなく、大きなブーツ型グラスを片手に、沢木さんが現れ、やっと歌が始まりました。
沢木さんルミエール。
薔薇の模様の真っ赤なシャツがとってもお似合いでした。


その後、お客さんの、そのブーツ型グラス(中にはビール)を販売。
もう一回り小さいグラスも。
もう一回り小さい、普通サイズのグラスも出てきましたが、こちらは沢木さんに気がついてもらえず、1部終了まで、テーブルで淋しげに佇んでおりました。
で、最後に、でっかいグラスになみなみビール登場。
このでっかいグラスはどなたも欲しいと仰らなかったので、沢木さんが「僕が奢ります!」と宣言されてました。


そんな風に始まった第1部。
とにかく沢木さんが制御不能にしゃべりまくりはります。
「これ、内緒ね」と何度仰ったことか。
もう、客席は笑いっぱなしです。


「JCS」で、ジーザスをするときに柳瀬さんが身体を鍛えた…という話では、沢木さんより「太っていたんだっけ?」
柳瀬さん「今までで一番痩せていた」んだそうです。
この、アバウトな所が沢木さんらしくて素敵(^^)


柳瀬さんは、ジーザスの前は、スキンブルとかラウルとかで、痩せていたそうで。
ジーザスは、腰布一枚とかになるから、鍛えはったんだそうです。


柳瀬さんのジーザスデビューで沢木さんはヘロデ王
そこで、あの場面やろうか?と沢木さんから提案があるも、「僕、そのとき座ってるだけです」
確かに(笑)



歌は、「美女と野獣」からが多かったかなー?
沢木さんの「愛せぬならば」とか、井料さんと柳瀬さんで、図書館のベルとビーストとか。
あと、四季版には入っていない、ベルの歌(城から戻って野獣に対する気持ちの変化を感じる歌)もありました。
ただのコンサートじゃなくて、きちんと演技が入っている、ひとつの場面を切り取って歌っているような演出がすごくよかったです。


他にも、三人フレディと仰って、「マイ・フェア・レディ」から「君住む街角」
「アクペスツ・オブ・ラブ」から、曲名わからないけど「さぁさぁさぁさぁ」って歌(^^;
など。



でも、確実に歌より笑いが多い中で、第1部終了。
30分ほどの休憩のあと、第2部です。



第2部は、「CFY」のオーバーチュアで幕開け。
そして、沢木さんの歌があって。


柳瀬さん井料さん、登場。
井料さんは、黒のドレス。
柳瀬さんも衣装替え。


そして、柳瀬さんから「オペラ座の怪人」を歌を交えながら、ダイジェスト風に演じましょうとお話があって、中央に椅子を配置。
腰掛ける柳瀬さん。
マスカレードのオルゴール。


「ちょっと君…」


おおお、そこからでしたかー!



次の場面はクリスティーヌの楽屋。
さっきの椅子には井料さん。
…いえ、クリスティーヌ。


楽屋に入ってくるのは、もう、柳瀬さんではなく、ラウルです。
しっかり演技に入ってらっしゃいました。


「可愛いロッテ」とか甘甘で、傍で見ていて照れるほどです。


そして、いよいよ、ファントムの登場。
ファントムの登場で、ステージから下りるクリスティーヌ。
取り残されるラウル。
クリスティーヌに向かい合うように歌い上げるファントム。


背中にファントムの声を聞きながら、やっぱり大好きだなあ…と。
振り返って、演技も見たかった気もしますが…声だけで、魅せられました。


そのあとは、「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」
しっとりと歌われるこの歌も勿論好きなんですが、それ以上に「ファントム・オブ・ジ・オペラ」に惹かれます。
沢木さんのファントムは、登場した瞬間から、虜になってしまうんです。


「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」は、クリスとラウルのデュエットもいいですが、やはり、そのあとのファントムが切ないです。
なかったらどうしよう…と思いましたけど、ちゃんとありました。
凄く嬉しかった。
絶対聞きたかったので。


「愛を与えた 音楽を与えた」からの絞り出すようなファントムの歌が辛くて。
「クリスティーヌ…クリスティーヌ」もよかった。


ただ、ラストで、「これほどの苦しみなど、決して忘れはしないぞー」と作詞。
この、抜き方も、沢木さんらしかったです。
皆様が、泣きながら大笑いされていたのが、印象的でした(^^)


今回は、ファントムの「行けーーーーーー!!!」で「オペラ座」終了。
次回は、2幕から…と井料さん。
そうなったら、絶対、来なければ!


お墓のデュエットとか、「ポイント・オブ・ノーリターン」とか、聞きたい&見たいシーンは、2幕にもいっぱいあります。
ラストの「マスカレード」とか聞いたら、泣いてまうやろ!


ああ、本当に、2幕が実現すればいいなあ…。
できれば、私が、参加可能な日程の時に…(なんて厚かましい…)



最後は、しっとり系とノリノリ系とどっちがいい?と客席に問われ、「スーパースター」
柳瀬さんと井料さんがコーラスで、沢木さんがメインボーカル。
更に、しっとり系もと、「見上げてごらん」を歌われて終了…だったかしら?
終わりそうで、まだ続く…という感じだったのと、笑いすぎたのとで、どんな順番だったとか、すっかり抜けてしまいました。



とにかく濃厚で、楽しくて、本当に豪華な一夜でした。
また、是非、行きたいです!