「オーシャンズ11」(’14/11/1ソワレ)

観劇から、もう1週間以上たってしまいました。
懐かしいなー。


前回は気がつかなかった、劇場内部にあった垂れ幕。



見に行ったのは、前楽。
10月31日は山本耕史さんのお誕生日で、アドリブいっぱいだったそうですし、楽日はとうとう香取さんもはっちゃけていらっしゃったそうです。
その間に挟まれた、11月1日。
両日に比べれば、おとなしかったかもしれませんが、十分に楽しかったです。


刑務所から出たダニーが、ラスティに電話をかけるところで、下手のラスベガスシート付近を通ってはけて行くときに、どなたかハンカチか何かを落とされていた模様。
電話で話しながらダニーが拾い上げ、お客さんにお渡ししていました。
さりげなくて、格好良かったですよ。


ルーベンを誘うところで、「待てよ!」が入りますが、この日はちょっとタイミングが遅く。
ルーベンが振り向いて「待てよ!」と言ったときには、既に二人の姿が無く・・・。
続く台詞、「このまま帰る気か?」に対して、「帰ってたんだけど」
「確かにちょっと遅かったけど!」というやり取りが、可笑しかったです。


リビングストンのもとにやってきた、FBIのペック。
警察手帳(?)をぺしって左腿でやってました。
リビングストンを捕まえていた二人の警官も同様の動きをして、笑いを取っていました。
そして、若干、野田秀樹さん風の語りがあったあとに「…何か言った?」とリビングストンを振り返り。
前回はここで、いろいろとやっている間に、モロイ兄弟の歌が始まっていましたが、今回はすきっと終わっていました。
そして、モロイ兄弟を誘ったところで合流するラスティとリビングストン。
「オッス!おら、ラスティ!」の代わりに、後ろを歩くリビングストンに「…何か言った?」と尋ねるラスティでした。


イェンは、アクロバットをするところで、オケに「ちょっと早いヨ(音楽の盛り上がりが」とか、「ここでしょ(音楽を盛り上げるところは)」とやり取りをしていました。
オケとの掛け合いとか、生演奏ならではで、いいですよね。


ベネディクトのオフィス。
テスがやってきたときのアドリブは、「クレームが来たときに備えて、土下座からジャンプの練習をしていたんだ」
「そうそう」と言って、土下座からジャンプをする皆様ですが、これ、口で言うより大変そうでした。
その姿を見ていつもなら「あなたもやる?」「…ええ、やるわ」と答えるテスも、「やめておくわ」でした。
そのテスの台詞で綺麗に落ちがついた感じです。


演技指導は、バシャー。
いつもは「演技?!」とわたわたするイェンに、この日は、わたわたする暇を与えず、「イェンはいい」
しょぼーんとするイェンは可愛かったです。

バシャーの演技指導は、
「ベネディクトはしぶとい。ベネディクトよりしぶといのは……ゾンビだ」
「一度死んでいるからな」
と、ゾンビの物真似です。
モロイ兄弟を前に出して、ゾンビの演技指導。
まず、両腕を前に出して、「ううぁああ」と低音でうなる。
ゾンビをやり始めたモロイ兄弟は、後ろに並んだメンバーの中からライナスを選んで、腕にがぶりと噛みつき。
今度は三人で、「ううぁああ〜」と次の獲物を物色。
きょろきょろとして、ルーベンに目標をさだめ、がぶり。
バシャーもあわせて、5人のゾンビが、次の獲物を探してきょろきょろ。
5人で、センターに並んだダニーに目を付け、噛みつきにいこうとして、迫力に気圧されて戻る。
お前が行け、いやいやお前が、えー?というやり取りをジェスチャーでしたあと、ダチョウさんの「じゃあ、おれが」「じゃあ、おれが」「じゃあ、おれが」「じゃあ、おれが」「じゃあ、おれが」「「「「どうぞどうぞ」」」」を数回繰り返し。
「話が違う〜」とバシャーが困っているところに、つかつかと歩み寄るダニー。
そして、左腕を出して、噛みつきやすいようにするダニー。
いいの?という風情で、噛みつくバシャー。
さて、どうするダニー?!と緊張感が高まったところで、一瞬腕を上げて「うぁ…」と言いかけてやめ、クールに戻るダニー。
もう一度、行け的なゾンビ4人に、ラスティが「これ、演技指導か?」
「最後に何か言いたいことは?」とバシャーに問いかけ、バシャーが答える隙を与えず「解散!」でした。

さて、これを受けて、フランクがどんな演技をするのかがとっても楽しみでしたが。
連行されるフランク「ここでゾンビをやる勇気はおれには無い!」


続く、ジョンソン医師。
まさかの血まみれで登場。
「途中で事故にあっちゃいました」とのことで、白衣に血糊。遠目で見えなかったけど鼻血も出ていたらしい。
ソールの手当をしながら、自分がふらっと倒れそうになったり。(倒れそうになったジョンソン医師をソールが支えていたりw)
ベネディクトには「お前のほうが大丈夫か?」と心配される始末。
病院に連れて行きますーって時には、「早く行け、お前も見てもらえ」といった声もかけられていました。

そのあとの「パラディッソの地下深く〜♪」では、私の席からは肉眼では見えなかったのですが、鼻血のままキメキメだったそうで、前方席の方はくすくす笑っていらっしゃいました。

ベネディクトの秘書が、病院に確認の電話を入れるところでは、ソールの心配だけでなく、ジョンソン医師の心配もするベネディクト。
秘書も「ジョンソンという、心配になる医者も、いません!」でした。


ダニーの偽物がいっぱい出てくるところでは、すぐ傍の通路まで、ラスティが来てくれました。
一瞬でしたが。
そして、去り際。
「昔、あるがっ…ま、いいか」と何かを言いかけて去っていくラスティ。
「言い逃げか!」とベネディクト。
ある、「が」に続く言葉がとても気になりますw


最後に客席に、ダニーとテスが現れるところは、いつ見てもテスが綺麗だなあと思います。
ここの白のドレスが一番似合っていると思う。

テスが破った離婚届を、リビングストンが見事キャッチ…できず、落ち込んでいるのが可愛かったです。


カテコでは、香取さんから、ジョンソン医師についての質問がありました。
「いつも聞き耳を立てているんだけど、今日は聞き取れなかった。ジョンソン医師は何をいっていたの?」
対する山本さんの答は「台本通りです」
そのあと、ジョンソン医師が途中で事故に遭い、事故にあったお前の方が大丈夫かって言われている場面だった、鼻血とかもつけていたと状況説明があり、香取さんから再度質問。
「鼻血?次の格好いいところは?」
山本さん「鼻血のまま。だから、前の方の人が笑っていた」
香取さん「それ、自分も笑っちゃわない?」
山本さん「笑ってしまった」
香取さん「明日、千秋楽だけど、大丈夫(明日のネタは?」
山本さん「台本通りやりますw」
といったやり取りがありまして、大笑いさせていただきました。

そのあとは、香取さんのご挨拶。
東京からやってきて、あと1回になりました。
東京公演が30…(2回←山本さんのフォロー)
大阪公演が10…(3回←同上)
明日で最後です。

あ!(腕時計を見て)
ナースのお仕、事の時間です。
みんな、すぐ帰ってナースのお仕事を見よう!

夢のラスベガスから、気をつけて、梅田の街へお帰り下さい。
今夜、夢でお会いしましょう。

ゾンビの物真似をして、「ううぁあああ」
で、落ち。
かと思ったら、幕が下りきる前に投げキッスまでしてくれて、大サービスでした。

そのあとも、客席は熱く、拍手が続いたのですが(本日の公演は…のアナウンスは、3回以上流れた)、スタッフさんが「もう、幕は開きません!」といった感じで最前列で叫ばれたため、諦めて、撤退しました。


しかし、楽しかったです。
「ダニー・オーシャンと〜」とか「この俺のDNA」とか、今でもついつい口ずさんでしまうほどに。
本当に、楽しい舞台で、参加できてよかったです。