「石井一孝 Talk & Sing & Act in 名古屋」('13/8/4)

††セットリスト††
<1幕>
 01.A whole new world 「アラジン」より

 02.First Transformation〜Alive 「ジキルとハイド」より

<2幕>
 01.Why God Why 「ミス・サイゴン」より

 02.ミュージカル「Tomorrow Morning」メドレー
  オートバイオグラフィー/愛し子/シークレット・タンゴ

 03.カフェソング 「レ・ミゼラブル」より

 04.ミュージカル「天翔ける風に」メドレー
  思想 理想 妄想/乱舞の陰に/大川の風に/走り続ける者たちへ

 05.生きたい 「天翔ける風に」より

 06.ハッピーバースデイ

 07.Suddenly 「レ・ミゼラブル」より

 08.Faith

<終演後>
 チャリティーイベント
  2shot写真撮影会(サイン色紙付き)



会場は、今池ガスホール。
セットリストは、チラシの中にたまたま入っていたものをいただきました。
(全員に入っていたのではなく、たまたま入っていた方がいらっしゃって、欲しがっている私にくださったのです)

しかし、今改めて書き出してみて…。
やはり時間を置いてはいけませんね。
あの日、はっきり覚えていた1幕のネタが、だいぶ抜けているわー。
そして、アンコールもあったんじゃないかと思われるのに、すっかり抜けている(^^;;

そんないい加減な日記ですが、思い出しつつ書かせていただきます。




開演前のアナウンス。
石井さんご本人が担当されていました。
何気なく聞き流していましたが…。
「十字路の真ん中に座り、四方に向かって頭を下げなさい」
とか、なんとか…(正確ではありません)
これは、確か、「贋作罪と罰」(ということは「天翔ける風」)の中の台詞じゃないですか?
才谷が英に言った台詞…じゃなかったろーか?
「誰が」というのは、曖昧ですが、英が言われてクライマックスで頭を下げていて、その向こうで将軍が同じように…というシーンでした。
(「天翔ける風」では将軍は出ませんでしたが)
それをパロディにした、一種の前説?
「まっすぐ会場を出て、CD売り場へ行きなさい」とさりげなく(いや全然さりげなくない)宣伝も兼ねていて、大笑いでした。
もちろん、ミュージカルをご覧になった皆さまもおわかりのようで爆笑でしたが、知らない人には「???」の前説でした。


1幕。
今回のライブは、トークと歌と芝居…ということで、ミュージカルを知って貰おう!というコンセプトのようです。
1幕は主に、「トーク」。
お昼の公演で、観客のリクエストが多かったネタを披露し、夕方の公演では残ったネタからお話されました。

ネタは全部で4つくらいあったかなあ??
とりあえず覚えているのは

「ミュージカル俳優はブラジャーがお好き」

石丸幹二さんがTVで話されていたネタだそうです。
石井さんは、そのTVを見ていないので、どこまで深い話だったかはわからないけど…と前置きされながら、話してくださいました。

この「ブラジャー」はもちろん下着ではありません。

…とだけ説明があったあと、しばらく「ブラジャー」には触れられることなく。
ミュージカルに必要なマイクのお話がありました。

ミュージカルとクラシックの違いはどこにあるのか。
それは、マイクを使うかどうか、である。
ミュージカルでは、マイクを使います。

ここで、ちょっとそれて石井さんとマイクの関係について。
石井さんは、ミュージカル界の三大バズーカの一人である。
あとの二人は、坂元健児さんと…あれ?どなただったっけかな?
とりあえず、坂元さんと石井さんと、もうお一人は、とにかく声がでかい。
そのため、いつもマイクの音量が最小に下げられている…。
いっそ、マイク無しでもいいんじゃないかってくらいである。

スイッチが切られるかもしれないけど、ミュージカルをするときにはマイクを装着する。
で、マイクは大抵顔の横、もしくは額につけられる。
そして、マイクの先には発信装置が付いていて、音響で調節出きるように成っている。
その発信装置を入れる袋を腰の辺りにつけている。

このマイクのつける位置とか、発信装置の袋とかは、四季のイベントで見せていただいたことがあります。
なので、成る程ねーくらいの軽い気持ちで聞いていました。

発信装置は、それなりの大きさがあるため、女性がぴったりしたドレスを着るときなどには腰につけると目立ってしまう。
そのため、人によってはいろいろだが、例えば、スナイパーの様に内股につけたりすることもあるらしい。
キム(ミス・サイゴンの)は、髪の毛の中に仕込んであると聞いた。

↑この話は、「へええぇ!」でした。
ずっと謎だったんですよね、ぴったりドレスのときどこにつけてるんだろうって。
更に、キムの髪の毛の中っていうのは…「すごっ!!」でした。

ただ、男は、そこまで身体のラインを気にされないのか、大抵みんな腰につける。
でも、ある種の役だけは、違うところにつける。
それが、このトークのタイトル「ブラジャー」形式である。
ブラジャーの様に背中に紐を回して、発信器は脇の下につけるそうです。
では、ブラジャー方式となるのは、どんな役かというと。
例えば、才谷やマリウスなど。
共通点は…動きが激しく転げ回る役だそうです。
転げ回ると、発信器は壊れてしまうので、壊れないように脇の下につけるんだそう。
それに、腰につけると、ご本人も転げたときに痛い!(成る程、痛そう…)
バリケードから転げ落ちるときに、腰にかったいもんが付いていたら、絶対痛いよね。

これが、「ミュージカル俳優はブラジャーがお好き」の真相でしたw
このお話の後、「石丸さんとどっちが深かった?」と前のお客様に聞いていらっしゃって、自分の方が濃いと言われてお喜びでした。


他のお話も、爆笑だったんですけど、忘れちゃいましたねー。
記憶力が悪くてすみません。

とりあえず、先のお話の中でだったかもしれませんが、ミュージカルの立ち位置、みたいなお話があったことは覚えています。
ミュージカルはマイクを使うからポップスと近いようだけども、楽譜通りに歌わねばならない(勝手なアレンジを加えてはいけない)。
ミュージカルも結構アレンジかかっていると思っていたのでこのお話は意外でした。


途中、「この時計が頼りなんです」とちっちゃな時計を舞台前に設置されたら、時間がリセットされてしまうというアクシデントあり(笑)
何分までには、1曲目(といっても1幕は2曲しかない)に入る予定で〜、あと○分ある!とか仰っていたら、「1時に戻ってる…」
このあり得ないアクシデントには大笑いでした。
石井さんはスタッフさんに「時計直してー」と持っていかれて、ピアニストさんが直して持ってきてくださいました。

でも、結局、その後のお話も長引いて、1曲目は予定より30分ほど遅れて歌われました。
そのあと、盛り返して、1幕終了予定時間から15分くらいのオーバーでございました。
…って、どのへんをはしょられたんでしょうか(笑)

1幕の一曲目は、日本版アラジン(歌役)の石井さんと一緒に歌えるというおまけ付き。
二人のジャスミンが立候補されました。
このお二人には終演後石井さんのサイン入り歌詞がプレゼントされたそうです…。

終演後になったのは、事前に用意されていた歌詞が見あたらず、とりあえずサインが入っていない歌詞で歌われたから。
「終わるまでにちゃんとしたのを用意してお渡しします」と何度も謝っていらっしゃいました。

しかし、お二人ともすごくお上手でした。
舞台度胸もあるし、すごいなー。


二曲目は、「ジキルとハイド」から、変身するところからの歌を演技付きで。
石丸さんのジキルは飲み薬でしたが、石井さんは注射での演技でした。
迫力があって、とてもよかったです。



2幕。
2幕は1幕から5分くらい後。
くらい…というのは、この休憩はお客様の為のものではなく、石井さんの着替えの為の時間だからです(笑)

それぞれのミュージカルのお話なども交えながらのライブとなりました。

「ハッピーバースディ」だけ石井さんのオリジナル。
その日、前後5日くらいのお誕生日の方に、石井さんからキャンディと目の前での生歌のプレゼント付き。
最初は、普通に「君が生まれた今日に感謝」とか「君が生まれた前後5日くらいの日に感謝」とかだったのが、「固いからタンスの下に敷いてもいいよ」とか「昼も夜も手をあげてくれてありがとう!」とか、即興も入っての楽しい時間となりました。

最後の歌は、何かのミュージカルだったか、普通の歌だったかも覚えていないのですが。
でも、とっても楽しいライブでした。
ひとつ思ったのは、マイク、切っていてもいいんじゃないの?(笑)
さすが、三大バズーカ、半端ない迫力でした。


終演後は、「今まで見たことがないような衣装」の石井さんとの2shot撮影会。
これは、いつまでとか、そういうことなく、出きる限り続けようと思っていることだそうで、自分が出きることで手助けをしたいと。
もともと2shot撮影会には参加するつもりはなかったのですが、石井さんの熱い思いを伺っていると、その通りだなあ…と感動したので、募金だけしてきました。
写真は…恥ずかしいからね〜。
スタッフさんが、せめてサインだけでも、とサイン色紙をくださいました。
ありがたいけど、でかくて保存場所に困っています(^^)

お着替えされた石井さんの衣装だけ確認して(浴衣でした!)、会場を後にしました。
耳はちょっと痛くなりましたが、とっても楽しかったです!