『坂元健児LIVE2013〜Femminile〜』

『坂元健児LIVE2013〜Femminile(フェミニーレ)〜』

出演:坂元健児
演奏:宮崎誠
コーラス:須藤香菜・谷合香子


††セットリスト††
 01. 神が愛するヌビア
  <MC>(出演者紹介)
 02. Time Goes By
 03. Song for...
  <MC>(出演映画について)
 04. ただいま
 05. You Raise Me Up
 06. シャドウラン
  <MC>(宮崎誠さんの紹介)
 07. 李香蘭(エレクトーンソロ)
 08. ロイドウェバー三重唱
 09. 夢やぶれて
 10. 春よ、来い
  <MC>(「三銃士」について)
 11. 命をあげよう
 12. あなたへ
 13. 愛した日々に悔いはない
  <アンコール>
 14. M
 15.(曲名忘れ)
 16. 民衆の歌
 17. ブイ・ドイ



セットリストは、あとから希望者にお知らせ…ということだったんですが。
「M」の曲順のみ、主宰者さんから教えていただいたものと変えています。
主宰者さんは、「春よ来い」のあとに「M」とされていたんですけど、アンコールの一曲目だったと思うんですよね…。
勝手に変えて、実は自分の間違いだったら恥ずかしいことこの上なし!ですが、自分の記憶を信じたいと思います(^^;
あと、アンコール曲はセットリストになかったので、15曲目がわかりません。
ちゃんと曲名紹介はされたんですけど…。
あったかい感じの、ほのぼのとした懐かしい雰囲気の歌でした。
ロイドウェバー三重唱は、「Love Changes Everything」と「私はイエスがわからない」と後一曲。
「アスペクツ」は須藤さん、「JCS」は坂元さんで、谷合さんが歌われた曲だけわからなかったです。



1曲目、アカペラで「思い出すあの日」と始まったときは、まさかここで「神の愛するヌビア」を聞けるとは思わなかったので、びっくり。
ネヘブカパート(途中の)は、谷合さんでした。
でも、コーラスがお二人で、男声がないと、やはり迫力不足かなぁ、と思いました。


その後の、紹介では、須藤さんと谷合さんの紹介。
須藤さんとは、「三銃士」でご一緒して…と紹介して「キャンディード」です、と突っ込まれていらっしゃいました。
そのあとはボケかマジか?「僕の役名は…なんでしたっけ?」
谷合さんは今回のライブのために宮崎さんから紹介して貰ったそうです。




次のトークでは、撮影していた映画について。
まだ、情報公開ができないそうで、断片的に撮影中のエピソードを。

(エピソード1)
最初の撮影は、たくさんの人の前で坂元さんが長台詞を言うところから。
でも、坂元さんは自然な演技ができる人(ご本人談)なので、ただ、台詞を話すことはなく、聞いている人に話しかけつつ自然に話す!
ただ、最初はちょっと、話がずれてしまったそうで、NG。

(エピソード2)
共演の女優さん(坂元さんの奥さん役)が、小道具のアクセサリーを持って帰ってしまい、取ってくるまでの2時間、撮影が中断。
絶対忘れないようにしなければ!と肝に銘じた翌日。
その女優さんと二人のシーンで、腕時計を忘れたことに気がつき、カメラからそーっと隠すようにしていたそうです。
動揺が演技にいい感じで出て、誉められたそうな。

(エピソード3)
映画は同じ画面に入れないといけないため、普通より距離感が近い。
あるシーンで、部下に謝られる(?)のだけども、その部下役の人が190cmの身長で、同じ画面に入ろうと近づくと、部下役の人の胸までしか映らない。
部下役の人の顔を映そうとすると、坂元さんが映らない。
そこで、部下役の人がかがむ…坂元さんが背伸びする…。
どちらも不自然なので、結局、箱馬に乗ることになったそうですw

(エピソード4)
廊下を全力疾走し、右へ曲がるシーン。
ものすごく滑る廊下で、先に走る人たちが「滑るー」とはしゃぎ気味で、監督さんがちょっと怒りモード。
滑るところで急に曲がると、バランスを取るために曲がるのとギャクの方の手がぐるぐる回ってしまう〜。
坂元さん、これを何とかするために、曲がる前にいったん止まって曲がろう!とやってみると。
止まったところですーっと滑ってしまいNG。
次は、転んでもいいからと思い切って走ったところ、やっぱり手がぐるぐる回ってしまいNG。
次は、斜めに走っていってさりげなく曲がるということでOKだったそうです。

(エピソード5)
最終シーンの一つ前。
父親との対話のあと、胸につけていたものを引きちぎるという演技。
ところが、その紐がゴム製だったせいで、びよーんっとのびてしまいNG。
次は切れやすくしたら、話している最中にぷちっと切れてNG。
最後は、きちっと引きちぎってOKだったそうです。




次のトーク、宮崎さんについては、宮崎さんとの出会いから。
エレクトーンでさまざまな音が出せると知って、驚いたこと。
その後、ライブで演奏をして貰い、其の演奏を聴いた人たちもライブで宮崎さんを頼るようになったこと。
僕の宮崎さんなのに、いつも嫉妬をしてしまいます。
この前のライブでは、恩師が来てくれたが、宮崎さんの演奏を聴いて、エレクトーンを購入し、レッスンに通っているとか。
「みなさんも、宮崎さんの演奏を聴いて、帰りにエレクトーンを買って行ってください」




次のトークは、「三銃士」について。
バッキンガム公と、コンスタンスと、ダルタニヤンと、三銃士と、ジェームズで、首飾りを持っていく(?)ときに、ロシュホールに襲われた時のこと。
三銃士が何故かいなくて、ピンチになってしまうのですが、そこにやっと登場する三銃士にジェームズから一言。

「来るの、遅いよ」

これを稽古場で、「来るの、遅いわよっ!!」とテンション高めで仰った瞬間、稽古場でどっかん!と受け。
三銃士の皆さんは、悔しかったのか、本番の舞台、このシーンでいろいろと仕掛けてくることに。

某「新感線」の役者さんは、じーっと見つめてきたり。
それに正しく返そうとすると「何よっ、そんな目で見ないでっ!」
で、またどっかん!と客席爆笑。

某KY(イニシャル)さんは、何故かパンを持って登場し、それをジェームズに押しつけて退場。
「ちょっと、何よっ、このパン?あたしにどうしろって言うの??」
パンを押しつけられたらそう言うしかないじゃないですか!
これも、多少受けたからいいんです、とのこと。

公演中、坂元さんは「テロリスト」と呼ばれていたそうですが、(楽屋には坂元さんの声しか聞こえないから、全部坂元さんがやっていることのように思われていたそうで)、「実際の所、テロリストは彼らのほうで、僕は『爆弾処理班』だったんですよ!」
それでも、結果として一番お客さんに受けるのは坂元さん。
きっと彼らは悔しくて、千秋楽、いろいろとやってくるだろうから、バッキンガム公と打ち合わせをして、ジェームズが合図をしたところで「みんな、ジェームズを許してやってくれ」と言ってもらってその場を終わろうと決めていたそうです。
案の定、千秋楽、三銃士達はあれこれとアドリブを仕掛けてくる…それをジェームズは一つずつ処理する…そろそろ…というところでバッキンガム公に合図…なぜか、バッキンガム公、無反応。
「あれー?」と思いつつ、さらに処理、処理、合間に合図…変わらず、バッキンガム公は無反応。
最後に、バッキンガム公「ジェームズ黙れ!」
それはないよーってお話でしたw

「でも、僕が一番受けたからいいんです!」

やっぱり坂元さんの笑いセンス、面白くていいわー(^^)
この大爆笑の後に、まじめに「命をあげよう」と曲紹介されて、うっかり笑っちゃったですよ(^^;




アンコール、2曲が終わって、再び登場された坂元さん。
「リクエストを受け付けます!」
会場の感じからすると、これって恒例なのかな?

最初に指名されたお客さんは「終わりなき夜」
坂元さんは「………他に!」

次に指名されたお客さんは「サークル・オブ・ライフ」
坂元さんは「……他に!」

三番目のお客さん「民衆の歌」
坂元さんは「……『民衆の歌』……わかりました!」
宮崎さんが準備をなさる間に、ちょっとトーク
曰く、「幸運な男、福井晶一のコンサートで飛び入りで歌った(『ワン・デイ・モア』を歌われたとブログにありました)ときに、『これが僕の最後のレミゼです!』と言ったんですが…これで本当の最後です!」
でも、その最後のレミゼ(というかアンジョ)、最後の歌詞をとちってしまうという。
「戦う者の歌が聞こえるか?鼓動があのドラムと響き合えば、今聞こえるか?ドラムの響きが、明日が来たとき、そうさ明日が!」
たしか、こんな感じ(^^)

1番は、間違えたなりに歌いきられたのですが、2番はわちゃっとなってしまって、「ええぃ!」って感じでした。
そのせいか、次のアンコールで「ブイ・ドイ!歌います!!」と力強くw
見事に歌いきられました。



坂元さん、カテコの挨拶もあまり話されないけど、そこかしこから「面白い人」という空気が醸し出されていましたが(ブログもいつも面白いし)、ライブでその本領を拝見できてとっても楽しかったです。
そして、何より、坂元さんの歌声、大好きなので、機会があればまたライブに参加したいです。
とりあえずは、「私のダーリン」大阪公演が楽しみ!