「アイーダ」ソワレ…というかメレブw

アイーダソワレの日記です。
オープニングは、マチネと同様、やっぱりラダメス細いなあ…とか思って見ていました。
そうそう、マチネのラストで、二人が棺をのぞき込むとき、軽くぶつかったか?って感じだったので、そういう演技かな?とそこを注目。
でも、ぶつかった感じは全くなかったので、そこは小さいアクシデントだったのかな。

アクシデントと言えば、ひやりとした箇所がありました。
それは、「勝利ほほえむ」でラダメスが箱から飛び降りて膝で滑るところ。
飛んだときに、宝箱に靴先が引っかかって、「危ないっ」と心で叫んでしまいました。
さすが役者さん達は、全く同様を見せず、勿論ラダメスも転ぶこともなく、無事でしたが、怖かったです。
後で、黒川さんが宝箱の位置をさりげなく戻してしました。

それで思い出したのですが、マチネでもちょっとひやりとしたところがありました。
ファッションショーです。
被りモノする前の部分で、青いドレスの女性と赤いドレスの女性が、ステージでぶつかっていました。
こういうのも初めて見たので、ちょっと怖かったです。

どちらも事故には至らずよかったです。


さて、話はソワレに戻ります。
港で登場のメレブ。
ラダメスに声をかけられたときの反応が、漫画みたいw
金の入った袋を投げ上げて、わたわたわたっと両手をばたつかせて驚くところ、ホントに漫画のような動きで若干大袈裟でした。

ゾーザーに背中を向けているときは、私の席からは背中しか見えないのですが、ものすごい拒否感が出てました。
ゾーザーがいらつくの、わかる気がするわ。

アイーダの腕を取ろうとするときは、拒否されてびっくりしている様がよいのですが。
アイーダ、全般に怖いので、ここもメレブがちょっと気の毒なくらいでした。

ソワレの「私は知っている」は声がよく伸びていて、気持ちよかったです。
「あなたは王女、どこにいても」は以前と比べると手の動きが大人しくなったかなあ。

アムネの所では、まずアイーダに「お待ち下さい」と小声で話しているのが聞こえました。
そのあと「アムネリス王女様!」に繋がってます。
アイーダがアムネに認められた後は「大丈夫です」と声をかけていたようです。
そして、はけて行くときにアイーダに微笑みかける笑顔が、とっても可愛かったです。

晩餐会の「一人だけ…二人かも?」もソワレはコミカル度がup。
アイーダとの掛け合いが楽しくなればいいなw

収容所へ連れて行こうとするとき、アイーダに「愚か者が召使いの格好をしているのが見たいの?」と言われたときは、予想外の言葉に本気で慌てている風でした。
そうじゃありません、ただ、みんなアイーダ様にお会いしたがっているのです…と必死に訴えかけている目。
でも、自分を責めるように言い募るアイーダを叱りつけるように「王女様が必要なのです」と言うところはやっぱりメレブ。

ローブのダンスは、マチネは全体を見ていたのですが、ソワレはメレブ中心で見ていました。
…そうすると不思議なもので、マチネより格段にお話が身体に入ってくる。
ネヘブカがローブを差し出すとき、少し離れた場所ではあるものの、ネヘブカと同じ直線上でアイーダを見つめるメレブ。
メレブもまた、ローブを差し出しているんだなあ…と思いました。

輪の中から飛び出したアイーダを、輪の中心に連れ戻すときには「王女様」と声をかけて、引っ張っていく。
人々共に、必死でアイーダに訴えかけるメレブ。
ローブを渡すときは、肩で息をしていて。
それは、激しいダンス故でもあったでしょうが、メレブの中の激情の現れでもあったように思えます。
荒い息のもと、ローブを差し出すメレブ。全身全霊の思いが込められていて。
アイーダが受け取ったときには、振り絞るように泣き声をあげているよう。

暗闇の中での拝礼は、深い深い感謝の現れ。
何のセリフもないし、スポットも当たっていないのに、その背中に泣けてきそうになりました。


ソワレの「アイーダ、誰を見たと…」は元気いっぱいバージョン。
その分、「あり得ない」が切ない。

「神の愛するヌビア」は、アイーダを見守りながら、自分が言った「捨てはしません、その望みは」という言葉を忘れていたよう。
ネヘブカが歌い始めて、自分のすべきことを思い出したようでもありました。
一人ひとりを勇気づけ、手を取り、立ち上がっていく。
ネヘブカと手を取り合うところは、二人でアイーダを支えようというようにも見えて辛いです。
歌のラストでは、以前のように激しい動きはなく、その分、気持ちが籠もっているようにも見えました。


牢獄では、「ご心配なく」の言い方で笑ってしまいます。
勿論、その後のセリフがわかっているからこそ、笑えるところなのですが。
「……わたし?」の間は、マチソワともよくて、しっかり笑いが起こっていました。

アモナスロ王にアイーダが叱責を受けているところは、メレブもラダメスに心を許していたことを責められているようでした。
アイーダとラダメスのことを「あり得ない」と思っている苦悩もあるんでしょうが、自分がラダメスを好きでいることも、ヌビアの人々を裏切ることになる…と苦しんでいるように見えました。


ゲバイヤは、すごくよかったです。
8枠さん(あれ、どなたでしたっけ?)のジャンプが気持ちいいくらいに伸びていました。
そのあと剣を突きつけられたときのおののき、リアルでした。
ネヘブカが反射的に飛び出したときの、辛そうな顔。
アイーダに「あの男に心を許してはなりません」と言うときは、自分自身にも言ってるよなあ…。


港で、思わずラダメスに剣を向けたときの驚いた顔。
でも、アモナスロ王を止めたときには、ラダメスをどこかで信用している気もします。
そして、ゾーザーからアイーダを必死で守ろうとするところ。

メレブの行動は、少なくともアイーダに関しては、すべてアイーダのためだけに為されたものに思えます。
本当に、メレブにとっては、アイーダこそがすべて、なんだなあ…と改めて感じました。


さて、そんなメレブですが、カテコでは、なんと1階席にも手を振ってくださっていました。
いつもは2階席ばかりの印象が強いので、すごく嬉しかったです。
袖にはけるときには、2階席に向かってガッツポーズも。(これもいつものことですが)


ソワレは、メレブ視点でお話を見て、心に深く染み入りました。
やはり、私はメレブの健気さが好きです。
ただ、今回、メレブからラダメスへの愛(というと語弊もありますが)がちょっと薄かったように感じました。
今までだと、「命の恩人」「憧れの男性像」という感じもあったんですが。
やはり、ラダメスが若いせいかも。
「命の恩人」だけど、意外と抜けてるところもあるから私がフォローしないと!的な所もあるのかも?なんて思ったり。
ラダメスはラダメスで、港でメレブを見つけたときに、ものすっごい嬉しそうに「メレブ!」と呼んでいたんですよ。
今までのラダメス×メレブだと、ラダメス庇護者、メレブ守られるものという感じでしたが、今回だとどこかで友人めいた感情もある?という感じも。
それはメレブだけじゃなく、ラダメスの方にも感じられました。
剣を向けられたとき、アイーダに裏切られたショックだけじゃなく、メレブお前が何で?みたいなのも感じたので。
あと、カテコでも、メレブはアイーダやラダメスが大好き!ってオーラが感じられたのですが、今回は、まだお互いに固い感じが残っていました。
特に、ラダメスとの関係が。
それって、もしかして有賀さんと田邊さんが、そんなに仲良くないとか、そういうこと?と不安にもなったんですが、翌日のイベント見ていると、田邊さんのお世話を焼くのが…もとい、ラダメスのお世話を焼くのがメレブって感じで、「わーい、ラダメス様ー」じゃなく、「ラダメス様大丈夫かな?」と心配しているという感じかな。
イベントの田邊さんは、はにかみ王子というか、はかない乙女のようで、お付きの有賀さんが盛り立てているようにも見え、なんだか、面白かったのでした。



<10月17日追記>
思い出したこと、いくつか。

まず、ラダメスについて。
晩餐会で、ファラオから誉められるとき、得意げな顔するのが可愛いw
奴隷たちに全部分け与えたあと、アイーダに見せる顔も、「誉めてvv」オーラが出ていました。
杯を投げつけるとき、マチネは袖の中まで行かなくて、袖近くでクルクルクル…と回ってたw
アムネの寝室で、「奴隷の身でありながら」と言ってしまったあと、「しまった…」と右手で口を押さえる仕種が素敵。

アムネ。
寝室で「ふかふかの羽毛」というときの手をバタバタさせるの…。
これ、東京でも気になりましたけど、羽毛の鳥さんを表現してるんだと思うんですが、ふかふかの方を表現するのが普通な気がします。
あと、ところどころ、歌を伸ばさず、ぱんっと切るのが気になりました。

港の書記さん。
棒の先に墨みたいなのをつけて書いている風。
そして、縦書き。ヒエログリフは縦横自在だからなあ。

ゾーザー軍団さん。
一人、もみあげからぐるっと髭の方がいらっしゃった…。

スパの女性。
アムネの「完璧なスタイルを〜」に対し、「世界一の上にも世界一ですわ」「完璧の上にも完璧でございます」と言ってました。
(この女性が席から近かったのでよく聞こえのですが、面白いセリフだなとw)