またもや「神戸 はばたきの坂」

梅芸にソワレで行くなら、マチネ、ちょっと足を伸ばして西宮北口行っちゃう?と前日予約してきました。
二度目を見ると、一度目に見ていて、ちょっと忘れていたこととか思い出せて良い感じw
記憶力がいまいちな私には、二度くらい見ないと歌とか、全然覚えられないし。
(二度見ても、覚えているのは断片的ですがw)


まず、オープニング。
アンサンブルさん達の台詞から…なんですけど、これは、前回の方が揃っていたかな。
ちょっとばらけてしまって、聞きづらかったです。
もしかすると席が二階席だったからかも知れない?

そして、そこに坂元さんが入ると…。
まあ、マイクをつけていることもあるけど、声が通る通る。
これは、二階席だから、余計に伝わったかも。
コーラスの声に混じりながら、余韻の響きとかが伝わってとっても素敵でした。
オープニングとエンディングで、コーラスと歌うところ、凄く好きです。
あと、二幕の冒頭で、コーラスと歌うところも。
移民の人々を送り出す、優しくて力強い歌声が本当に素敵です。


ここから、ちょっと坂元さん(丹波さん)日記(笑)
前回、移民さん達に予定表を配るとき、二〜三枚ぱらっと落ちてしまって、フジさんに拾って貰ってました。
そのとき、凄く自然に「あ、すみません」とか言ってたの、書き忘れていました。
あんまり自然だったから、演技?と思ったけど、そんなわけないですよねw
今回は、一枚すんなり取っていらっしゃいました。

「ブラジル語の練習」では、「ボン・ジーヤ!」に対するツッコミが前回と違っていました。
フジさんが、「ジーヤ!」とジェスチャーしたところで、「うん、そういう覚え方もあるかもしれない」
今回は、そこに「でも、それで覚えていると、そのうち女性だから『ボン・バーヤ!』になっちゃうかもしれない。ブラジルで『ボン・バーヤ!』ってやっちゃうとブラジルの人きょとーんだから、男性の方がいいかも」とかなんとかw
さらに、「ボア・タルジ」を教えるところで、昇三さんのがうつって「ボア・タルず」になっちゃったときの、アンサンブルさんを含めた総ツッコミに、「ああ、びっくりした」と全体に反応するのが可笑しかったです。
最後には、「うん、初日ですから」とまとめるところも可愛くて可笑しいです。
お茶目な感じ満点です。

前回、神戸弁四箇所くらいあったなーと思ったところも、できるだけチェックしてきました。
まずは、スズさんを探しにトーア通りドを歩いているとき。
(トーア通りであってますよね?今もあるトアロードのことだと思っているんですけど)
「あっちさがしてみましょか?」
そして、南京町に着いて「雨、降りそやな…」

どっちもさりげなくて、すごく好きです。
でも、「雨、降りそやな」は前回のほうが自然で更に良かったです。

三つ目は二幕、教会で…だったと思うんですが…。
台詞は忘れてしまったー。
「……かもしれへんけど」という語尾だったかと…。

四つ目は、ラスト「僕でできることやったら!」からの一連ですが、前回はその直前の「余計なことかも」の「余計な」だけ関西イントネーションで、それも良かったなー。
なんというか、本音がほろっと出るところとか、緊張したところで、本来の自分が出てしまうという感じで。
丹波さんの真面目でいいところがよく出ていたなーと思います。

あと、今回、荷札を渡すところで、青い荷札と赤い荷札を、逆の手に持っていらっしゃったようで。
「ブラジルに着くまで必要のない荷物には赤い荷札、船の中でも時々必要な荷物にはこの青い荷札…」
で、差し出したのが赤い荷札。
「間違えました、赤い荷札。船の中でも必要なものには赤い…すみません、間違いました」
「ブラジルに着くまで必要のない荷物には赤い荷札です。すみません」
この一連の流れも、普通に間違いを訂正しているので、まあ、舞台として見れば、間違えたんやなーとわかりますけど、普通の生活でだとあり得る訂正で自然でした。
台詞を間違えた!という感じはあまりしなくて、丹波さんが言い間違えた、という感じだったんです。
前回の、予定表を落としたときもそうですが、こういう対処が自然で、本当に役人さんという感じ。

六日目の夜の宴会では、位置取りが次々変わって、出番が終わった人に拍手したり、お酒ついだり。
アンサンブルさんと混じって踊るところとかは、いかにも、今見て真似してますという風に踊っているのが自然です。
前回は、てぬぐいをくるくる回したりもしてたけど、今回は、ワンテンポ遅れたり、知らない踊りを見よう見まねで踊っている感じが良く出ていたなあ。
「ふるさと」では三番から歌い始めるのは…移民さんとは立場が違うからかな。

しかし、やっぱり声がいい。
いや、笑いのセンスも大好きなんだけど。
あの歌声を聞いていると、すごく前向きになれます。
コンサートとか、行ってみたいなあ。
きっとめちゃめちゃ幸せな気持ちになれるだろうな。

今回も、あの声に励まされたというか、すごく力を貰いました。
あんな風に歌えるようになれたらいいなあ。
女声だから、無理だとは思うけど、それでも、あんな風に歌えたらいいなあと本当に思います。
次にあの歌声を聞けるのはいつになるのか…。
とりあえず、11月にTSミュージカルで関西に来られるようなので、それを待ちたいと思いますw