「三匹のおっさん」

有川浩さん著。

還暦を迎えた三人のおっさん達が、暇な時間を街の自警団に使おうと考え、ちっちゃい悪を懲らしめていくお話。

それぞれ子どもの頃は「三匹の悪ガキ」として名を馳せた三人。

剣道、柔道の達人と、機械屋である意味最強のおっさんの三人です。


ちっちゃい悪と書きましたが、決してちっちゃくはありません。

強請、強姦未遂、詐欺、マルチ商法

それらを全部解決するわけではないけど、自分の街で起こっていること、自分の身内に降りかかったこと。
そういった困ったことを徹底的に叩きつぶす!

なかなかに、爽快なところがあります。
なんていったって、おっさんたちがまっすぐで格好いいんだもの。

機械屋のおっさんは、法すれすれというか…たまたまそういう法律がないだけで、実はとっても危ないし、いっちゃうキャラですがw


愛すべきおっさん達で、とっても、楽しく読める作品です。
読後感はよいです。

軽めで何か読みたいな、読み終わったときにすっきりしたいな、と言うときには、オススメ。