2010/1/6マチネ観劇日記(2

金曜日は新年会で、土曜日は仕事と旅行の写真整理で、と感想が書けませんでした。
早く仕上げたいのにーっ。


そうこうしているうちに、阿久津さんがラダメスからタガーに移動なさってしまいました。
とわーっ。
当初の予定の11日(明日ですね)遠征だったら、阿久津さんを見れなかったのか…。
仕事休んで行って良かったなあ…。


なんだかんだ言って、やっぱり、阿久津さんのラダメスは、本当によかったので。
勿論、目的のメレブもとっても良かったですよw



ここからは、前回の続きです。
勿論、ネタバレありありですので、ネタバレダメな方はお帰り下さいませ。



「私は知っている」からです。


「10年前に」からの台詞は、ラダメスのことを信頼している感じですよね。
アイーダがすっと前に出るのを追いかけるときは、慌てているようには見えません。
アイーダの「勿論よ」は冷たくはないけど、心ここにあらず…。


そんなアイーダが、「それをあなたはご覧の筈」でメレブを改めて見て。
手を取られても、取られるがまま。
じっと顔を見つめ、メレブの頬を両手で包み込んで、目をのぞき込む。
こんな仕種、されてましたっけ?濱田さん。
目の奥に、昔のメレブの姿を探そうとしてらっしゃって、ドキドキでした。


♪あなたは王女、囚われるまで


で、はっと表情が変わるんですけど、それはメレブが誰か気がついたからな気がしました。
そのあと、周囲を見回すのも、自分が「王女」であることを誰かが聞いていたら、という不安と同時に、メレブのことも心配しているように感じました。


♪あなたは王女、どこにいても


メレブの表情は嬉しそうでしたよw
でも、ちょっと声はしんどそうです。


♪ど「こ」にいても


の「こ」の音が。


♪そうです、王女様


も、確実にしんどそうです。
名古屋では、楽々と出してらっしゃったのに。
ペーターの音域は、メレブより低かったのかしら?
(低い音域に慣れて、メレブの音域が辛くなったのかな、と)


さて、そのときのアイーダの方ですが、「言ってはいけない」でもメレブの顔をじっと見つめるです。
で、「そうです、王女様」で、「もう、困った子ね」という顔になって、その後は、また両手でメレブの顔を挟み込んで、「誰にも言ってはいけません」


この時は、メレブの目をまっすぐ見て、メレブの視線もはずさせないので、さすがのメレブも、頷かざるを得ない。
名古屋では、絶対頷かなかったのにw
頷かない限りアイーダは視線をはずさないだろう、という迫力がありました。


「これからは、エジプトの将軍からファラオの娘に贈られた、ただの奴隷です」
の台詞には、メレブは一瞬、反応せず。
というか、「そうですね…」的に、うなだれてましたが、すぐその後、思いついたように「申し上げておいた方が…」と切り出してました。
今回の言い方は、あくまでも、伝えておいた方が有効な情報であるから伝える、という言い方。
だから、「あの男、結婚するの?」というアイーダの言葉に、ちょっと驚いてます。
あれ?なんで、アイーダ様は、そこに食いついたんだろう?みたいな。


「どうしてもしなくてはならなくなったらするでしょう」
の言い方は、ラダメスを茶化している感じでした。
あの人、たぶん、結婚する気なんてないんだよなーってw
結婚することになったら、どういう反応するだろう、ニヒヒwな感じです。



スパでのアムネリス登場シーン。
最初の女王の衣装とは違う、アムネリスの綺麗さが一番わかるところですよね。
しっかりオペラグラスで覗いてきました!


金髪、ばっちり似合ってます。
綺麗です。
スタイルもいいです。


そして、ちょっとコワイですw


なんというか、かなり威厳ある王女様でした。
その辺が「コワイ」って感想に繋がるんですけど。


そして、身長が高い!
もちろん、いつもの圧底ヒール履いてますけど。
でも、デカイ!


アイーダが現れると、そのでかさが際だちます。
どんだけ大きいの??


濱田さんは小さいんだー。
メレブと同じくらいなんだもん。
二人並んでアムネリスに対峙すると…アムネリスがめっちゃでかく見える…。


このアムネリスだったら、ラダメスと並んでも同じくらいの身長じゃないの?
あ、もちろん、阿久津ラダメスと並んでも、だけど。
…渡辺ラダメスと並んだら、どうなるんだろう(^^;
私は、光川アムネリスの方がデカイと思うんだけど…w


「王女様、すべてにおいて一番、その美貌、知性、そしてアクセサリー!」
アクセサリーを強調してますけど、嫌味な感じはなく、ホントに素晴らしいアクセサリーという響き。
でも、毒ははらんでますw


うーん、上手く言えないですが。
ホントに、一番素晴らしいアクセサリーの持ち主で、すごいですよねって僕思ってます、な響きなんですが、そう思うこと自体に毒があるでしょ。
で、もちろん、メレブは、「僕、悪意ないですよー」と天真爛漫を装ってるって感じなんです。
さすが、若い作戦参謀。策士ですw


アイーダにアムネリスを指し示すときは、掌を押し出す感じで。
さすがに指さしは失礼と思ったんでしょうかw
そして、アイーダの手を取るときは、恭しくて、良いですよね。


その後の、アイーダとアムネリスのやり取り。
メレブは、一歩下がって聞いています。
そして、「そうね」で更に下がって定位置へ。


「お前、今口を聞いた?」
からの流れは、なかなかに緊迫感がありました。
なんてったって、コワイアムネリスですから。

でも、「お前、ラダメス将軍の何を知っているの?」は怖くなかったです。
ラダメスのことなら何でも聞きたいという感じで、かなりの食いつき。
「そうなの、気が気でなかっ…」までも、「それで?それで?」と頷きながら聞いてる感じでした。


でも、そのあとの切り替えのメリハリはもうちょっと欲しいかな。
アイーダの腕を掴んで、はっと我に返って…というところ、思わず素になってしまってたという感じがやや薄かったです。


「ずいぶんと気が利くのね、アイーダ」からは、かなり緊迫した雰囲気なので、アイーダの慌てっぷりが生きてきます。
この時のアイーダ、「布を光り輝くように染めるのです」で、ふっとターコイズブルーに輝く布が私の脳裏に浮かびました。
光の加減によっては、ラピスラズリの深い青にも見えるような色。
アムネリスの目の色が何色か、わかりませんけどw
こんな風に、具体的に布の感じが想像できたのは初めてでした。
濱田さんの腕の動きと台詞のせいでしょうか?


「気に入ったわ!」でメレブはアイーダとアイコンタクト。
ちっちゃいガッツポーズはなくて残念ですw



この後の「おしゃれは切り札」は、綺麗でした。
スタイルがホントにいいから、ラストの猫帽子とドレスで出てくるところは、格好良かったです。
身長も高いしw


でも、歌は前に書いたように、高音が中低音部と比べると弱いのがちょっと気になったかな。
そして、なんだか、声が、固いんですね。
この間、ドリーミングで「ベリリューヌ」さんを見たせいか…。
実は綺麗なんだけど、喋りはおばあちゃんなアムネリスに見えてしまったりもしました(^^;


あと、とっても細かいところでは、香水をつけて貰うところ、もうちょっと優雅に腕を上げ下ろしして欲しいなあ。
なんだか、勢いありすぎて、びっくりしたのでした。



晩餐会の衣装に着替えたメレブとラダメス。
この時の、ズルズル赤いスカート、阿久津さん似合ってますよねw
そして、メレブは、ここだけじゃないけど、ちょこまかちょこまか、という擬態語がぴったりの走り方w


晩餐会でのラダメスとアムネリス。
やっぱりラダメスはアムネリスをからかっているというか。
「お望みとあらば、王女様」からは、絶対、意地悪なんだと思うんだよなー。


しかし、お二人ならんでると、デカイ。
迫力あります。


上手では、アイーダとメレブの会話。
ここのメレブ、しっかり笑いを取ってましたw
さっき、王女様の目を見て、頷いてたくせに、ヌビア人達に報せるのが当然と思ってる。
確信犯だw


「王女様、あなたの民は知る必要があるのです」は言い逃げではなく、ちょっと説得モードでした。
前は、可愛さ爆発で、アイーダとのじゃれ合いって感じだったシーンが、ちょっとテイスト変わってました。


ファラオから、結婚を命じられたときのゾーザー。
すみません、普通に嬉しそうに見えるんですけどw
お父さん、黒幕なんだから!
もうちょっと、含みを持たせてくださいよー。
なんか、ファラオの言葉にいちいち礼を返してて、ヘイコラしてるように見えたわ。



♪苦難乗り越え、勝利目指してっ(からんからん…


歌の入りからよかったですが、このフレーズで感情が激高していくのがわかってすごくよかった!
杯を投げる時の緊迫感とかも。
そして、振り返ってアイーダを見たときも。


ここからの、「儚い喜び」シーンは、素晴らしかったですね。


「命令だ、行くな」
「はい、将軍サマ」


前回は、すごく嫌味な言い方に聞こえた「将軍サマ」が、今回はちょっと優しかった。
「命令」と言ってるラダメスも、命令っぽくなくて、ちょっとお願いしている感じがあったからかな。


「当然よ、ヌビアの土地ですもの」も前回とは言い方が違って。
なんて言うのかな。
前回は、ちょっと傲岸不遜な感じ。
今回は、自慢げなんだけど、ちょっとコケティッシュな感じ。


そして、二人で見知らぬ土地へ旅する喜びを語り合うんですが。
ラダメスが旅や冒険が大好き少年なのは、「勝利ほほえむ」でわかってました。
でも、アイーダが同じように旅や冒険に心躍らせる女性である、というのはここで初めて語られるわけです。


「私もそこへ行ってみたい」
「どこでもいい、靴を脱ぎ捨てて走るの!」


そう言うアイーダを見ているラダメスは、すごく満足そうなんです。
満足…じゃないのかな。
幸せそう?


自分と同じ風景を見ることの出来る女性、いや、友だちなのかな、を見つけた。
楽しそうに話すアイーダと、楽しそうに聞くラダメスを見ていると、二人が似たもの同士なんだなーって思えました。


もし、アイーダに、「ダニと共に眠り、干した猿の肉を食べるのです」と言ったとしたら。
アイーダは、「それは、ホント、勘弁よね。でも、我慢するわ。だって、知らない風景に出会えるんだもの!」って答えそう。


「こんなこと無意味だ」からは、アイーダ格好いいですw
でも、「調子に乗るな!」もなかなか良かったです。
「新しい土地を見つけたぞーって言いたいのよね?」がホントに莫迦にしてるかんじだったので、それに対しての「調子に乗るな!」


そして、「行くな!」「これは、命令だ」「止まれ!」も良かったです。
一つひとつの台詞に間があって、去っていくアイーダをかなりの距離追いかけるラダメス。
こんなに追いかけてました?
アイーダも、追いかけてくるから、振り返って、「あっかんべー」としそうな(あくまで「しそうな」)表情で去っていくんです。
なんだか、ちょっと可愛いw


その後の、ラダメスのソロ。
「何故、あの女に惹かれるーのだー」は、安心して聞けました。
「それでも何かが、通い合う。二人は」も切なくて良かったですw



アムネリスの寝室。
ここでは、アムネリスとアイーダが心を通い合わせるんですが。
うん。初対面の時から思っていましたが。
アムネリスは、アイーダより年上に見えます。


見た目がデカイとかそう言うのじゃなくて、態度。
王女様だから…と思っていましたが、このシーンでも同様でした。
あんまり弱音を吐いてるように見えない。
だから、アムネリスが演じている王女っていうのが、よくわからない。
本当は弱い女の子…には見えないです。
生まれ持っての王女に見えるなあ。


アイーダ下がって」も完全、侍女に対する命令口調。
二人の関係が変わったようには見えないんですけど。


ついでにラダメスとアムネリスは…。
アムネリスだけ見ていると、アムネリスが年上に見えるんです。
でも、ラダメスの「勿論大切に思っていますよ、幼なじみですから」なんて台詞の言い方を聞いていると、同い年くらい?って感じます。


寝室での「僕たちはもう9年も婚約しているんだよ?」(手を取って、ぽむぽむ)も、年上の女性に対する態度には見えないし。
やはり、同い年くらいでしょうか?
(あ、光川アムネリスと、です。人によっては、年下に見えるアムネリスもいるので)



「オレを叱りとばし、無事に逃れられると思ったか」
「忘れるな、オレはお前を鉱山に送ることだって出来るんだぞ」


この辺は、ちょっと意地悪…もしくは、素直に「ごめんなさい」を言えないラダメスの強がり部分だったんですね。
アイーダが行ってしまいそうになって、「謝りに来たのに、何を言ってるんだ」で。


「そんなことはどうでもいい、お前が正しいとわかったんだ」


なんだなー、と。


ここで、いつも気になる台詞が「エジプトには強いリーダーが必要だ、それはアムネリスではない…」に続く台詞。
アムネリスでなければ、誰? 「オレ」?
アムネリスが飛び出してくるので、この先がわからないのですが、すごく気になります。
ついでに言えば、光川アムネだったら、既に十分強いリーダーに見えますけどねw


「すいません、そういうつもりじゃ…」は、いやいや、それはないやろ!と思うところですが、今回は、ラダメスが本気で「そういうつもりじゃなかった」らしいのがわかりました。
勿論、主目的はアイーダに謝ること、アイーダと話すことなんですが…。
その後、ちゃんとアムネリスともお話して帰るつもりはあったんだな。
「そういうつもり」は、はなから頭になかったんだろうなあ。


ラダメスが、帰っていったのも、いつもは逃げんなこらー、でしたけど、違うのかも。
結婚する、ファラオの椅子に座る、旅に出られなくなる…。
それくらいの認識だったのかもね。


1週間後に結婚する女性を寝室に訪ねるということは、一般的に「そういうつもり」にしか見えない。
と。
自分でもわかって、混乱したのかも。
大切な存在であるアムネリスだけど、「そういうつもり」になれない相手だと、はっきり認識してしまったから。


残されたアムネリス。
「昔はとっても仲良しだったのに。今は、あの人の心が全くわからない」
すみません、私にも、あなたの心が全くわかりません。


この台詞、なんで、こんなに棒読み?
どんな気持ちで、アムネリスがこの言葉を言っているのか、ホントにわかりません。
棒読みなのも、意味があるの?




さて、未だに1幕が終わりません。
なんだ、この長さは…(T▽T)


でも、大概、長いので、今日はここまでー。
明日は、ローブのダンスからです。


…ここまで、書いたなら、1幕ラストまで書けよ…と自分でも思うんですが。
気力が萎えたので…ごめんなさいー。