「紅天女」(2020/1/12)

オペラ「紅天女」。

いわずと知れた、「ガラスの仮面」の中で、伝説となっているお芝居の、舞台化です。

漫画と違って、オペラ。

そして、タイトルロールの紅天女は、笠松はるさん。

 

観劇から、ほぼ一か月たってしまいましたが・・・。

 

オペラという形式を選んだためか、途中で、もたつくなーって思った場面もあり。

特に、早替えのシーン。

・・・というか、

これ、歌舞伎だったら一瞬で変わっちゃうんだろうなーとか、

ミュージカルでも、もっと早いよなーとか、

そんな雑念が入ってしまいます。

だって、結構時間がかかっていたんですよ。

ファントムだったら、一瞬で消えるのに・・・とかねw

 

あと、1幕は冗長だったかな、と思いました。

2幕は冒頭から、はるちゃんがほぼ歌いっぱなしで、大丈夫?というくらい。

30分くらい歌ってたんじゃないの?と思ってしまうくらいでした。

 

そして、3幕は、物語にぐいぐいと引きずり込まれ、最終的に、よかったなー!となる舞台でした。

とにかくはるちゃんがすごかったです。

 

お話としては、「ガラスの仮面」を読んでいればわかる、「神と仏のラブストーリー」

 

ですが、阿古夜の在り方は少し、難しかったです。

依り代としての人間なのか、紅天女の化身なのか。

 

対して、一真はわかりやすかったです。

仏の化身というよりも、人の中に備わっている仏性が体現していく様を見ているのだなあと思いました。

 

ゆえに、神と仏の恋というのは、ちょっと違うような?

神が人の中に宿る仏を見て、人を信じようとしているのであり、

恋をしているのはあくまでも、阿古夜と一真だったんじゃないかな、と思います。

 

さて、漫画ではいつ、紅天女がみられるのか。

できたら、オペラだけじゃなく、いつかストプレでも見てみたいです。