「ノートルダムの鐘」(2019/08/15マチネ)

本日、台風でJRが一部計画運休になる中、京都劇場に行ってまいりました!

目的は、こちら。

 

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ノートルダム京都20180815

 

本日のキャストはこちら。

正面からの画像でないのは、光が反射して見づらかったからです。

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ノートルダム京都20180815

 

注目すべきは、ここ!

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ノートルダム京都20180815

カジモド!

寺元さん、ついにきたーーーー!

 

週間予定キャストで、15日未定とあったときから、寺元さんだったらいいなあと思っていたんですよ。

寺元さんの名前が、「ノートルダムの鐘」のアンサンブルにあるのを見た時から、寺元さんのカジモドがくるといいなあと、ずっと思っていたんです。

だから、キャストボードを見たとき、「よっしゃー!」ってガッツポーズとっちゃったよw

(あ、プログラムは東京初演の時に買って以来、買っていなかったので、寺元さんがいつからカジモドにキャスティングされていたかは知らないのです。というか、キャスティングされていること、知らないのに、待ち続ける私ってなかなかに莫迦でしょ?)

 

ノートルダムの鐘 京都

2019年8月15日(昼)公演  京都劇場

カジモド   寺元健一郎

フロロー   野中万寿夫

エスメラルダ 岡村美南

フィーバス  清水大

クロパン   吉賀陶馬ワイス

 

【男性アンサンブル】

野村数幾

山田充人

大空卓鵬

川原信弘

高舛裕一

平良交一

手島章平

吉田功太郎

 

【女性アンサンブル】

小川晃世

守山ちひろ

吉田絢香

小島由夏

 

【男性クワイヤ(聖歌隊)】

山口泰

永井崇多宏

柳 隆幸

坂下良太

青井緑平

澤村楽人

高井 治

和田ひでき

 

【女性クワイヤ(聖歌隊)】

河村 彩

宇津木泰子

高居洋子

中村侑佳

早水小夜子

北野有希依

秋山知子

吉田瑛美

 

さて、舞台の感想ですが。

本日の席は2階席。

役者さんの表情を見るには、ちょっと見づらい。

遠い・・・というのではなく、見下ろす感じになるので。

(距離感でいうと、意外と近くて見やすかったです)

 

特に、一人の役者がカジモドになり、カジモドが一人の役者に戻る・・・あの時の表情は、真正面から見たかったなあ。

 

しかし、音楽(というか、クワイエ、歌!)はずこーんと届いてきて、聴きごたえがありました。

プロローグから体が震えました。

クワイエや、アンサンブルの歌の中から、ソロの歌が届くのもさすがで、やはり、ノートルダムの歌の力はすごい。

 

そして、寺元さん。

カジモドになるときの表情はよく見えなかったですが、最初のセリフ。

(鐘の名前を順に呼んでいくところ)

あ、田中さんの感じに似ているなと思いました。

鐘を鳴らすところでは、いっぱいジャンプしているけど、田中さんに比べるとちょっと軽やかさが負けてるかも?とか。

ま、これは、2階席だからそう感じただけという可能性が高いですw

 

歌については、高音がきれいに出て、気持ちいい。

ロングトーン、というほどのところではない、でも、ちょっと伸ばすよーってところでは、早めにブレスが入る感じで、この辺は楽譜に忠実ってことなのかなあと思いました。(楽譜知らないけど)

1幕はそんな感じで、結構、余裕で見ていたんですが、2幕なるとカジモドの気持ちに引っ張られる、引っ張られる。

奇跡もとめてとか、エポニーヌかって(;_;)

切なすぎて、泣けてくる。

石になろうも、とても気持ちが伝わってきました。

心を閉じてしまうの、わかるよ・・・。

そこで、とっても納得させられるからこそ、「もう、石ではいられなかった」からが、また、泣けるんですよ・・・。

いったん閉じた心が、爆発したのがわかって。

そして、「僕の愛した人はみんな横になっている」が、もう辛くて。

 

・・・いやあ、カジモドデビューの日だっていうのに、こんな素晴らしくていいの?

もう、めちゃめちゃよかったですよ。

動きはね、ところどころ、硬いなあって思ったところも実はありました。

演技が、ではなく、高いところから降りたり、手すりの上を歩いたりという、本当に動きの場面で。

あ、あと、長椅子を持ち上げて、どんって置くシーンとか、ちょっと丁寧だったりとかね。

(今まで見たイメージは、「どんっ!!」だったのが、「がこんっ」という感じで思い切りが少ない感じ)

しかし!

そんなのは、慣れですよね、慣れ。

カジモドの気持ちとか、そういうのが素直に伝わってきて、本当によいお芝居だったと思います。

あー、もう一回、1階席で見たいっ。

今度は、表情もしっかり拝見したいです。

 

そのほか、岡本さんのエスメラルダは、健康的でかわいくて、歌うまさんで、大好き。

野中さんのフロローは、「怪物」なんだけど、人間らしさがあって、なんだかんだ言って、本気でもう一度、カジモドと二人で生きていこうと思っているんだろうなと思わせてくれて、だからこそ、つらいというか。

むしろ、どこまでも人間らしくて。つらい。

あと、アンサンブルで平良さんがいい声♪

あんまり見分けられないのに、平良さんだけは、声でわかるっていうw

(あと、たぶんだけど、あ、これ、高井さんの声じゃ?ってのもあったw)

 

そんな感じで、突発でしたが、よい舞台を拝見できました。

(観劇前に、大雨警報がでたとか、通知がきてちょっとビビりましたがw)